よしなしご利根

2005/04/27(水)13:10

日中の運転時にサングラス:アメリカで感じた生活必需品

アメリカ文化を考える(54)

ワシントンDCに来て2年近くになるが、日本にいるときには必要としていなかった3つのアイテムを重宝してきた。 まずは冬の寒い時のマフラーと手袋の2点。 日本(東京)にいるときは「マフラーと手袋なんて実用品というよりもファッションのためのものだろう」と考えていたのだ。 しかし、ここワシントンDCで迎えた初めての冬にはマイナス10度を経験し、首の周りと手にガードがないと寒いというより痛くてやっていけなかった・・・。 もう1点は日中に運転する時のサングラス。 こちらもサングラスなんてファッションのためのものであり、実用的に使える人と言えばお忍びの芸能人か、試合後に目を腫らしたボクサーくらいにしか用がないものと思っていた(笑)。 なんてボクシングネタをちらりと披露しているが、実際私が後楽園ホールでの3戦目で打たれて眼底下打撲となった時にはサングラスなんかかけられないほど腫れてしまった・・・。 サングラス界にも「腫れた目カバー仕様」とかあったりするのかな・・・。 いかん、また自分の愛するスポーツをネタに使ってしまった(苦笑)。 話を戻して、私が日本で特に必要としないサングラスを着用しているのはアメリカの日差しが異常に強いと感じるからである。 日中に運転していると危険なぐらいに眩しいのだ。 日本ではここまでの眩しさは経験したことがなかった。 アメリカ人達を見ていても、歩行者やドライバーを含めサングラス着用人口の多さは日本の比ではない。 私の場合、歩行時にはめったにサングラスをかけないが、運転時はかなりクリティカルなので眩しい時には着用できるように車内に常備している。 場所が変われば生活必需品も変わるものだなあ。 ドライブと言えば、ヴァージニア州とメリーランド州をつなぎワシントンDCを対岸にポトマックリバー沿いを通るGeorge Washington Memorial Parkwayは、木々に囲まれた国立公園内を走れるので景色も良く運転していて非常に気持ちがいい。 ポトマックリバーの向こう側に広がるジョージタウンの景色も素晴らしい。 あんまり周囲の景色に見とれすぎて事故らないようにしないと(笑)。 最近はスーツを着てその周辺を運転する機会も増えている。 ふとルームミラーに目をやると、紺でマイクロチェックの柄が入ったスーツに身を包みサングラスをかけた柄の悪い男が目に入る。 そうか、日本におけるグラサンの用途は他にもあったか! う~ん、日本じゃ受け入れられない姿だなこりゃ(苦笑)。 帰国に向けてカタギに戻るリハビリを始めないと。(←どうやって?)

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