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カテゴリ:北の大地から
先週末にワシントンDCから一通のメールがきた。 「お父さん、お母さん。 この間言ってた北海道旅行、そろそろですね。」 私のアメリカにおける心の姉貴、Rhさんからであった。 Rhさんにいかにお世話になったかはここでは言い尽くせないが、名エピソードを2つほど紹介しておきたい。 『電話回線を盗まれた?!謎多き事件』(Rhさんが救世主として登場) 『【お宝写真付】72年前の世界地図:京都の倉からアメリカの押し入れへ』(私の帰国2日前の大うけエピソード@Rhさん邸) さて、前述のメールにおける「お父さん」は私のことを指しているわけではもちろんなく(笑)、彼女がご両親に書いたメールの宛先に私もいれて下さったのだ。 Rhさんのご両親が北海道旅行にいらっしゃるにあたって「ToneHide君に会えるかな?」とおっしゃってくださったというのだ!! 帰国して間もなかったころ名古屋、京都、伊勢、そして奈良を一人旅した。 その際、京都にあるRhさんのご実家に突然お邪魔したにも関わらず、そうめんをご馳走になったり、京都の名所を案内して頂いたのだった。 今考えても図々しいにもほどがある行動であったが(笑)、私が札幌にいることを覚えて下さって、さらに今回会いたいとおっしゃってくださったことが本当に嬉しかった。 というわけで今日の夜はたま~にしか行けないお気に入りの店へご案内した。 お刺身は定番だがやはりおいしい。 (アップにしすぎてぼやけてしまった(苦笑)) 単なるうな玉ではない。 うにうな玉なのだ! 今、さんまはまさに旬である。 そんなさんまの塩焼き。 最高です。。。 DCにいるRhさんへの現場報告はこれで果たされたかな(笑)? 怒らないでね・・・。 お父様、お母様からは私の知らなかったRhさんの学生時代のエピソードがたくさん聞けて楽しかった。 ケンタッキーで過ごした大学時代は本当に大変だったんだね・・・。 ゴミを撮ってて銃を向けられるなんて・・・。 Rhさんの持ちネタ(?)を取らないようにこの辺でやめておきます(笑)。 さまざまなお話を聞きながら、お母様の親としての心配や心遣いがものすごく伝わってきた。 話しっぷりも上手すぎます(笑)。 また、去年定年退職されたお父様のお仕事の話も非常に興味深かった。 一流製薬会社の研究員として活躍され、最後は関連会社の社長までされていた。 ご自身が生み出した特許も複数あり、20年の期限が切れたものとまだ有効なものがあるという。 つい先日の日記で「発明への適切な対価とは?」というテーマで日記を書いていた私はまさに発明者でいらっしゃるお父様にその意識についていろいろご質問させて頂いた。 収益的に大きく貢献する発明をしても昔は金一封が出る程度であったという。 それに対する違和感はなく、企業にいるからこそできた発明であるし、論文や発表による学会での評価が上がることと社会的に貢献できるという見返りで充分であったとおっしゃっていた。 しかし、まさに中村氏による発光ダイオードの発明対価をめぐる裁判の後社内の規定が変わり、特許が有効なものに関しては遡って発明対価が社員に支払われるようになったという。 あの論文で紹介されていた技術者への動機付けの必要性と発明対価の後払い方式について説明させて頂くと、「なるほど」とおっしゃって頂いた。 画期的な発明を生み出す環境を用意する責任も企業側に課されてきているのだと改めて感じた。 こうして、笑いあり、感動あり、勉強ありの数時間はあっという間に過ぎたのであった。 そしてこちらがホストにも関わらずご馳走になってしまった・・・。 お2人とも旅の貴重な時間に声をかけてくださってありがとうございました! また京都に遊びに行かせて頂きます!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/09/19 11:52:34 PM
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