2006/09/21(木)00:34
親友がクーデター前日にタイから帰国:穏やかに済みますように
タイでクーデターという今朝のニュースに驚いた。
中学時代のバスケ部以来の親友Hが仕事で行ってたんじゃないか!?
Hは3年のタイ駐在も経験しており、タイ語を自在に操るニッチな男だ。
安否確認のメールを打った。
すると、すぐに返事はきた。
「昨日(クーデターの前日)に日本へ帰ってきたよ」
無事でよかった。
その後電話で話したが、まさか自分の帰国した翌日にクーデターが起こるとは思ってもいなかったのでびっくりしたという。
それでもニュースでも報じられているように現地はさしたる混乱もないようだ。
戦車の前で記念撮影しているタイ人家族の様子が放映されたりしてたもんな~(笑)。
タクシン前(?)首相が家族の株取引疑惑で国民から批判されているというニュースは知っていたが、まさかクーデターという事態になるとは・・・。
我々日本人からするとクーデター、しかも軍部のそれとなるとおっそろしいイメージであるが、タイでは第二次世界大戦後から数えるだけで実に17回のクーデターを経験しており、今回が15年ぶりの18回目になるようだ。
馴れっこなのか(苦笑)?
プミポン国王も事態を容認しているようだが、やはり彼は権力の象徴的存在なのだろうか。
個人的にはボクシングの世界タイトルマッチで、タイ人ボクサーの陣営が額縁に入ったプミポン国王の写真を掲げているシーンが目に浮かぶ。
そんな余談はさておき、在タイ邦人が3,6000人に上り観光客を合わせると常時5万人以上の邦人が滞在しているという日本にとっても他人事ではない。
さきほど放映していたテレビ東京のニュース番組『ワールドビジネスサテライト』においても、JETROの方が「タイにすでに進出している日本企業には大きな影響はないと予想しますが、これから進出することを検討していた企業はその動きを保留するかもしれませんね」というようなことを言っていた。
う~む、しばらくはこれから誕生する新たなタイ政府の動向を見守るしかないのだろう。
タイは私がインドへ旅行したときにトランジットで一泊した経験しかない国である。
今度旅行に行くまでに情勢が安定していますように!!
<参考文献>
タイでクーデター 陸軍司令官が権力掌握発表(CNN(日本語))
タイ・クーデター 邦人3万人に衝撃 大使館に問い合わせ殺到(西日本新聞)