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今朝、地元の友達からメールが来ました。
「子供達は新しい学校になれた?」 なんて他愛もない会話で始まりましたが、 避難先の東京都内のマンションの大家さんから、旦那さんが東電社員で今も復旧作業に携わっていると言う理由で 「放射能を浴びた人間は困るから出て行って欲しい。」って言われたそうです。 言葉を失いました。 すぐに電話をして、二人でワンワン泣きました。 放射能を浴びたってなに?ちゃんと洗浄してスクリーニング検査して安全ですって戻ってくるのに、東京都には戻れないって事? 誰も浴びたくて浴びてるわけじゃないのに、お金が欲しくって危険な仕事してる訳でもなく、誰でもできる仕事じゃないから日本の為、地域の為、家族の為、子供の為に不眠不休で原発の中で食事も満足に取れず、恐怖の中、毎日疲れきって復旧作業をしてくれているのに、何でそんな言われ方をしなくっちゃいけないんでしょうか? 私達福島県民の多くは原発反対でもなく賛成でもない人が多いと思います。 それだけ原発が生まれたときから普通にあり安全で、共存するものだと教育を受けてきたからです。 「子供達にまた転校するって言わないとなぁ。」 「旦那に連絡もできないから、相談もできないや。」 「これじゃ、福島に戻って学校も住むところも探さないと、また一からだなぁ。」 東京都のお偉いさんは、福島は今まで東京の電気を供給してくれていたので 何でも協力するし、何でもしますといっていましたが、全員は思っていてくれないんですね。 あたかも自分が第二の被害者になるみたいな言われ方をする大家さん。 街頭募金はしても、いざ現場で復旧作業している人を受け入れるかといったら無理って言う人が多いんじゃないでしょうか? 今は皆が被害者であり、誰が加害者でもないような気がします。 友達の子供達にとっては、お父さんは危険な場所で命を削り戦っている英雄です。 それを家に入れないで、福島の親戚の家にでも居て家族に接触しなければ東京に住んでられるよ、なんて言えないでしょ。 自分の立場で考えてください。 自分の子供・親・兄弟がその立場だった言えますか? きつい言葉の意味を理解できますか? お願いです助けてください。 私達、福島県双葉郡付近地域、原発から半径20キロ圏内の住民は震災の津浪で多くの安否不明者も捜索されず、まだ瓦礫や海の中で捜索されるのを待っているんです。 最近やっと30キロ圏内の捜索が始まったと言っていますが、なんで今なんでしょうか? もっと前にだって捜索はできたはずですよね。放射能・放射性物質が怖いからって、今のほうが危険ではないですか? もっと早かったら助かった命があったかも知れないのに・・・もっと早く。 自分の立場で考えてください。 自分の子供・親・兄弟がその立場だったらどう思いますか? 1ヶ月もほっとくってできますか? もう発見されても、見てもわからないかも・・・。 お願いです。誰かに話してください。 多くの人が困っています。 ヨーグルト・納豆・ミネラルウォーターが欲しいなんて言いません。 困っている人がいたら声をかけて助けてください。 好きな人が困っていたら助けるでしょう? 全ての人を好きになってください。 困っているとはなかなか口に出せません。 震災を受けてから、多くの方々の助けを受け、すごしてきました。 あまり面識の無かった方も、全部の避難所に電話をして探し出してくれ電話をくれた方もいました。 うれしかった、大袈裟でなく本当に生きていて良かったと思いました。 探してくれ、無事でよかったと喜んでくれる人が沢山いたことをとてもうれしく思いました。 だから、私も携帯に入っていた全ての人に電話をし無事を確認し喜び合いました。 良い人の方が世間には多くいることをこれから大人になる子供達にわかって欲しいです。 そして子供には、弱いものをいじめる為に口はあるんじゃないと話しています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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