地獄温泉 清風荘
九州の温泉宿の定番写真・・・・「地獄温泉」のちょうちんが下がる玄関。 この見取り図がないと、最初に来た人は迷います。それくらい広い。広い敷地にたっています。下にすずめの湯が見えます。熊本県南阿蘇村。九州の温泉を語る時に欠かせない「地獄温泉・清風荘」。中でも混浴露天風呂「すずめの湯」と「地獄温泉」と書かれた大きなちょうちんが下がる玄関は、九州の温泉写真の定番中の定番です。阿蘇山の中腹、標高800メートルの山の中。国道から10分ほど車で登ります。途中、狭いところもありますが、運転はあまり難しくはありません。駐車場も充分あります。宿の紹介によると、「文化5年から200年の歴史をほこる湯治宿で、源泉が4本(自噴)、浴場が5ヶ所で、あわせて16の浴槽があり、全部掛け流し」だそうです。敷地が広く、湯治宿の雰囲気がぷんぷん。鄙び度満点です。硫黄と硫化水素の臭いがあちこちからしてきます。まずは、受付(ちょうちんが下がった玄関の中です)で入浴料400円を払います。ロビーが広々としてすばらしい。・・・・オレ:「温泉5ヶ所全部入っても400円なんですか?」受付のオネエサン:「ええそうですよ。ごゆっくりどうぞ」・・・すげえ!太っ腹です。さっそく有名な「すずめの湯」へ。玄関横の階段を少し下ります。男女別の内湯と混浴の露天風呂。どちらも灰白色のすばらしいお湯がかかっています。混浴の露天は熱いのとぬるいのとがあります。熱い方はおじさんが一人、ぬるいほうは、おじいさん、おばあさんが6,7人のんびり話しをしながら浸かっています。底板のすきまから、プクプクと硫化水素の泡が出てきます。これが「すずめの湯」の由来です。なんと底から温泉が湧き出しているのであります。これぞ温泉!内湯も気持ちが良すぎます。肌触りはちょっとキシ系。ぬくもって、次に「新湯」に移動。こちらはおじいさんが一人浸かっていて、熊本弁でいろいろと話しかけてきます。定番1:「オタクはどこから来んしゃった?」。定番2:「あちこち温泉に行ったが、ワシはここの温泉がいちばんヨカ」。定番3:「(病気自慢のあと)ここの温泉でだいぶようなった」。新湯は、やや熱めの湯で掛け流しの量が多く、白く濁っています。とても温まります。入る人が少ない分、お奨めですよ。ぬくもって、次に「露天風呂」へ。こちらは男女別の露天。男性用は岩風呂。女性用は建物の2階にあって、「仇討ちの湯」(仇討ち=いつもは女風呂が覗かれるので、反対に男風呂が見えるそうです)。すこし温めのドロ湯で、底を混ぜると泥が湧き上がります。残念ながら女風呂にはだれも入っていないようでした。自慢のビール腹を見せられなくて残念でした(笑)。短時間に3つの風呂に入り、ぬくもりすぎて(笑)、力尽きました。もう風呂へは入れません。で、「元湯」は見学のみ。それにしても、硫黄臭がすごく、家に帰って風呂(あたりまえですが、うちの風呂は水道局の水を沸かしたものです)に入って、石鹸でこすっても硫黄の臭いが体から消えません。すごい温泉です。大地のパワーをもらいました。また来ます。入湯料400円。(お気に入り度:5点満点で)2008/4/11入湯。「地獄温泉 清風荘」ホームページ http://jigoku-onsen.co.jp/・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「すずめの湯」の熱めの湯。かなり熱くて長くは入れません。右側にぬるめの湯があり、ジジババがたくさん入浴していました。混浴です。 「すずめの湯」の内湯です。こちらは男女別です。すばらしい色です。すずめの湯の外観。左の建物が男女別内風呂、右が混浴露天です。雰囲気はモロ湯治場。 「新湯」の外観。この建物の奥にはトレーラーハウスがあり、宿泊もできるようになっているようです。 「新湯」の浴槽です。男女別になっており、掛け流しの量が多いです。嬉しいですね。お湯はちょっと熱めです。 「露天風呂」入り口。奥方のほうは、仇討ちの湯で二階、男風呂を覗けるようになっているとか。お湯の色はちょっと緑がかっています。底にドロ(もちろん温泉成分ですが)がたまって、かきまぜるとより濁ります。すこしぬるめです。 「元湯」は宿泊棟の中にあります。あまり濁ってはいませんが、温泉成分が濃いような色をしています。残念ながら、小生、力尽きて入れませんでした(涙)。おじさんが一人入っていました。おじさん、すいません写真撮らせていただきました=変な趣味はありません(苦笑)。