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システムエンジニアの一口馬主ライフ

2020.08.07
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カテゴリ:ITシステム開発
3.成功の裏に天才技術者の存在

クルードラゴンによってイーロン・マスクが脚光を浴びることは当然。
ネット決済サービスのペイパルの前身になる会社を設立し、売却など
他の事業で築いた財産を投じて、2002年に創業したSpaceXを成長させてきた。

イーロン・マスクだけではこの偉業は達成できなかったと考えている。
重要な人物としてあがるのがトム・ミュラー。
SpaceXに創業当時から参加し、副社長を経て現在はアドバイザーの立場。

語られる機会がないが、打ち上げを成功に導いた重要な人物トム・ミュラー。
SpaceXでロケットエンジンの主任設計者を務めていて
打ち上げに使われたファルコン9のMerlinというエンジンを開発。

Merlinの何がすごいのかというと、圧倒的な安さ。
スペースシャトルのメインエンジンは1基あたり55億円と言われていた。
Merlinは1億円程度。
ロケットエンジンの原理は50年前から同じなので
安い開発に優れた技術力がある。

トム・ミュラーは、アポロの月面着陸用エンジンも開発した自動車部品会社の
在職5年間にアマチュアグループに入って趣味でロケットを開発。
5メートルの小さなロケットに取り組む。趣味でもロケット開発を続けていた。

イーロン・マスクと会った時に、自分なら安くロケットを作れると話し、
他の企業に買収される自動車部品会社のチームを引き連れて、
SpaceXの立ち上げに加わった。

宇宙開発の成功は、軍事技術によるところが大きい。
必ず天才的な技術者の存在があった。

アポロ計画を主導したのは、フォン・ブラウン。
ヒトラーが率いるナチスドイツでロケットミサイルV-2の開発に関わり
第二次世界大戦後にアメリカに亡命して、ケネディ大統領のもとでアポロエンジンを開発。

旧ソ連では、世界初の大陸間弾道ミサイルを開発したセルゲイ・コロリョフが担った。
世界初の人工衛星スプートニク1号の打ち上げや、有人宇宙飛行を成功させた。
コロリョフを重用したのは、最高指導者だったフルシチョフ。

宇宙開発の偉業では指導者である政治家の名前が取り沙汰されるが
成功を支えたのは“天才技術者”。SpaceXの偉業もトム・ミュラーと
イーロン・マスクの出会いがあったからこそ。







Last updated  2020.08.23 14:11:07
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