泣けない人間

わたしは、子供の頃から入院生活をしていました。
病院と言うと注射ですが、その注射をされるたび泣きそうになると親が「我慢しなさい。そんな事で泣いていたらどうするの!」虐めに合った時もそうでした。「そんな虐めなんかされたからって泣いててどうする。大きくなったらもっと大変な事が一杯あるんだからそんな事で泣くんじゃない!」「分かってくれる人は分かっててくれるんだ」からそんな虐めた人の事ばかり考えちゃだめだよ」
その言葉が、励みにもなったが泣けないと言うことがプレッシャーともなった。どんな悲しい事が合ってもどんな苦しいときでもないちゃダメなんだ。自分が泣くと親が悲しむそう思って生きてきました。

だから、わたしは、悲しい辛い苦しいそんな時は、泣けない人間になってしまったのです。
でも、子供は、泣きたい時に泣かせてあげないと大きくなってから冷たい人間だと思われやすくなってしまう。

わたしは、母がなった時泣きませんでした・・・と言うより泣けなかったのです。
わたしは、自分で自分の命を絶とうとしました。
子供が親より先に死ぬ事以上親不孝な事は有りません。それなのにわたしは、親不孝ばかりしてきたので、自分を責めて責めまくりました。その一方でわたしが泣いたら母さんが悲しむ悲しませちゃいけないなどと思い母が亡くなった時も泣かなかったのです。それが他人から見たならどんなに冷たい人間なんだろうそう思われても仕方ないかもしれません。

わたしは、亡くなった人と言うのは、いつでも自分を見守ってくれているそう思うのです。
だからみんなも知り合いが亡くなったからといって泣いてばかりいないでこれから見守ってくれる亡くなった人に感謝をしたいものです。そうすれば、必ず守ってくれるから

これは、友人に聞いた話です。運命をひとつの輪だとすると半分が宿命で、1/4が自分の力 後1/4は亡くなったご先祖様の力だと言う
まさに見守っててくれると言う事にスギなら無いのではないだろうか?
そこに自分の頑張りかたで人生を変える事ができるのだと言うのです
人は泣きたい時に泣かないと感受性のある人間にはなれないので子供を持っている皆さんは子供が泣いたなら抱いて泣かせてあげて欲しい・・・



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