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のらりんくらりん

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2019年09月01日
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テーマ:花に学ぶ(486)
カテゴリ:花を愛でる
​​​​​山の中の生活では見ることも無く山のご近所さんでも
庭で育てているお宅は私の行動半径内には一軒も無く、
おそらくどこぞの植物園で見かけたのが最後。
日当たりの良いお町に引越してから目にするようになった
民家の外壁から垂れ下がるように咲いていたのは・・・

      手書きハート  手書きハート  手書きハート​ルリマツリ(瑠璃茉莉)​手書きハート  手書きハート  手書きハート
     ひそかな情熱

科名:イソマツ科
学名:Pulumbago auriculata(= P. capensis)
別名:アオマツリ プルンバゴ・アウリクラータ
原産地:南アフリカ
草丈:~1.5m
主な開花期:6月-10月

青い花というだけで目を惹かれ、ちょっと嬉しく思えてしまうのは
昔から語られる『青いバラを作ることができたらノーベル賞』なんて話のせいかもしれない。

バラに限らず青い色を作り出すことができない花は他にも沢山ある。
青に近い紫はあっても、なかなか「コレは青い花だ」と思えるのが少ない。
最近はネットで​​青い菊なんてのがちょいと目を引いた。

出合うことがあったら、ちょっぴり幸せな気分にもなったりする青い花。
ルリマツリもそんな青い花のひとつだったりする。

     P6090009

私の最近の趣味のひとつが
道草しながら民家や道端やらで咲いている植物の写真撮影

老眼と近視で厄介な眼になってしまったこの頃では
その場で時間をかけて見るよりは、何枚か撮影して
アトでパソコンで拡大画像にしてゆっくり観察する方が楽しい。
で、そんな時に気づくことで驚いたり、
不思議に思ったりしたことをパソコンで調べるのが又楽しみだったりするのだ。

で、ルリマツリの画像を見ていている途中で気になって、
カメラを持ってもう一度撮影した民家の外壁に確認に出かけてしまった。
と、いうのも見慣れぬ様相をしたルリマツリの​​​(ホウ)に驚いたからである。
(苞=ツボミを包むように葉が変形した部分)

ルリマツリ
ルリマツリ posted by (C)くろすけcat

なかなか民家に咲く花で、こんな部位をもった花を見たことが無い。
苞のトゲトゲした先を触るとネバッとした粘着物がある。

山暮らしでよく見た『ひっつきむし』と呼ばれる雑草の種は
動物の毛や洋服に付着して運ばれる。
付着する方法のひとつにネバネバとした粘着物で付く種があるので
当初、ルリマツリの種も付着して運ばれたい種なのだろうと思ってみる。

元は南アフリカに咲く花、生まれ故郷じゃ種で増えているのだろうか??
ルリマツリが気候の違う日本で種で増えることってあるのかしらん?
とか、思ったら・・・
種での栽培も可能な様で、種から花を咲かせた方​もおいでだ。


     P6090007
   
「先端から粘液を出し、害虫から花を守っている」なんて言う専門家もアリ・・・   

ムシトリナデシコみたいに、
受粉に役立たない蟻等の、花への登頂防止の為の罠なんだろうか?!びっくり
(茎に見える茶色の部分で足止めをさせ、蜜だけの為に来る虫を避けるムシトリナデシコ) 

     虫を捕る撫子?!
虫を捕る撫子?!
    
​​
びっくり「まさか食虫植物じゃないよね~!?びっくり

寒暖差もあって、十分な湿度も保てない普通の庭に
食虫植物の存在があることが想像できない。
・・・あれこれ想像を巡らす。

因みに、食虫植物で一般的に思い出すのがこの面々

     魔性の愛
ハエトリソウ


     ウツボカズラ
ウツボカズラ
   
だいぶ昔、面白半分で園芸店で購入した上の2種
あっという間にダメになってしまった・・・わからん
やっぱり、元気に育てるにはそれなりの環境が必要なのだろうと悔やむ。
  
     サラセニアの一種
サラセニアの一種

でもこんなのもあったのだ。
・・・モウセンゴケ

     ナガバモウセンゴケ
ナガバモウセンゴケ

モウセンゴケの仲間は葉にある粘毛から粘液を分泌して虫を捕獲する。
そのモウセンゴケの葉によく似た形状の毛・・・というよりは
ルリマツリの場合、毛には見えない・・・突起物というべきか。
そこからモウセンゴケほどではないにしろ微量ではあるが
ネバつく粘液の様なものが出ているのだ。

私が撮影したものにはその突起した部分に虫が付着したものは
見当たらなかったが、ネット上のルリマツリの画像の中には
羽虫や蟻が付いたものが見受けられた。
コレはもしかしたら、もしかするびっくり

これに気づいた時の私のドキドキ感たらない。
ネット上でルリマツリを食虫植物なんて怪しんで
その実状を教えてくれるお方がいるだろうか?!
と、期待して検索する。

     P6090002
ルリマツリ蕾

数年前に高知の牧野植物園を訪れた方のブログと
研究者の方の記事から知り得たのが・・・

最近の分子系統学的研究によりイソマツ科ルリマツリ属の植物が
食虫植物であるモウセンゴケやイシモチソウの類と
​​類縁関係にあることが示唆され、ルリマツリとアカマツリの苞には​​
粘液を出す毛状突起があり、科学的研究の結果
タンパク質分解酵素であるプロテアーゼを分泌していることが判明。
しかし、​吸収する能力は無い​と考えられているらしい。​
 


要はルリマツリの仲間は​食虫植物の性質をもっている​​という話で
断定されたって感じではない・・・
タンパク質を分解させる能力はあっても、
それを取り込む力は無いってことなのだろう。
近しい関係にあることを仄めかしつつ、完璧には食虫植物とは言い切れない
ってことなんだと・・・自己完結してしまおうかわからん






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最終更新日  2019年09月28日 10時10分25秒


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