“Here you are.”
今日は土曜日。午後2時からびっしりこん。合間を縫って書こうとしたけど、ちょくちょく「せんせ~!」って質問のお呼びがかかる。こりゃダメだ、こっちの頭までつぎはぎだらけになっちゃうわい。わたしゃ、ほんまに不器用じゃ。ということで、以前あるところで書いた記事をちょっと手直しして転載。手抜き工事ですみません。すでに読んだみなさま、ごめんなさ~い。でも、ウロコ先生の単純論より、こちらの方がためになるかも・・・・________________________________________________________________________中学教科書改訂で、4年に一度恒例の英語サブ・ノート(…教科書英文の、ガチンコの単語直訳・読み下し訳にこだわったもの…)作成に追われている。 ここでは単語直訳にとことんこだわり、極力意訳を排除してる。子どもはそこから日本語的表現へのイメージと元の英語表現のイメージとの関係が「どうしてそうなるか?」を考えなければならない。英語感覚の頭をつくるのが目的。 困った1つが、中学生の英語表現によく出る“Here you are.” お店で何か注文したとき、「さあ、どうぞ!」と訳されているアレ。直訳すれば“ここに/あなたは/いる”にしかならんじゃないか!? なんでこれが“さあ、どうぞ”になるんじゃい?そりゃぁ、こじつけでこの日本語に結びつける理屈はいくつか浮かぶわい。だが大切なのは、それがほんとにネイティブの感覚と合ってるか。何でもなるたけ裏を取る…わたしゃそれだけガンコ者。 こんなとき、すぐに頼りになるのがわがマザー先生。彼女には各国にネイティブの友人が。キュートで“面長”美人だが、顔は“広~い”。イギリス・アメリカ・オーストラリア・ニュージーランドの友人にすぐメール。もち、英語。まったくすさまじき行動力。母は強し!! 真っ先にオーストラリアの友人から返事が来たそうな。「その友人は元教師、言葉にうるさい知識人。なので、うかつなことは書かないだろう」とのマザーの弁。 日本語だって、「正しい表現かどうか」は見解いろいろ。しかし、この女性の解説。こちらが“変だ”と感じた表現は、教養あるネイティブでも、使っちゃいるけどやはり“変だ”と感じる1つの例証かも知れない。 この女性の回答をそのまま貼り付けるので、お時間ある方はお読みくだされ。 とても平易な解説です。 授業の1つのネタになるやも・・・マザー先生、ネタThank you ──────────────(以下引用)────────────────“Here you are” and “Here you go” are both really improper and incorrect. “Here you are” ....are is a state of being, which would really mean ‘this is where you are, or you are in this place'.... neither of which is a correct reply. Same thing for ‘go', which is an action word. The best response would be, “Here is one.” Or,“You can use/have this one.” Again, those responses would be acceptable all the same. Many folks use those incorrect statements, not knowing any better. It's said by so many for so long, that it seems the correct response. So in this sense, it is not‘wrong' for a person to respond that way. It's‘common' usage, but technically incorrect. So only a very educated person, who is always grammatically precise would take notice. ──────────────(引用終わり)───────────────