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2005.03.20
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 今日は朝方まで本を読んでて、せっかくの休みだから死ぬほど寝てやろうと気合いを入れてました。

 朝8時頃就寝したものの、11時少し前に目が覚め、テレビのスイッチを押したら、いきなり福岡、佐賀の地震のニュースでした。

 佐賀の有田という町で母ちゃんが独りで暮らしています。

 テレビでは、アナウンサーがいかにも「落ち着かなければ」という顔をして、繰り返し地震情報を伝えてました。

 アナウンサーのあんたが平静を装う素振りを見せれば見せるほど、こちとら不安になるわい。

 母ちゃんに電話はつながりません。母ちゃんの住むその家は築50数年を経た古い家屋です。時々屋根の修繕とかも施す必要のある壊れかけたおうちなのです。



 このしばらくの時間は、悪い想像ばっかりしてしまいました。おかげで、ねぼけマナコがすっかり目パチクリになってしまいました。


 ややあって、公衆電話からだとつながりやすい、という阪神淡路大震災の教訓より、長崎の姉がそのように行動してくれました。佐賀県有田町にいるもうひとりの姉宅、ここにブログを開いているhidevis
のおうちにはつながりました。みんな無事だったとのこと。

 ただそこから離れている母の家とはまだつながりません。

 おっかさーーーん。もはやタンスの下敷きで死んでやいまいか。いよいよ根太がへし折れて、崩壊したボロ家の下敷きになってはいまいか。

 その後、数分の後、hidevisから速やかなるメールが届き、母の無事が確認できました。

 なんでも、のんきに近所のお友だちのおうちに遊びにでかけていたとのこと。



 母のいつもの電話の声、人間機関銃のような嵐の弾丸が受話器から発射されたので、すっかり安心できました。


 ここで小生思いましたね。こんなイザという時の「情報収集」は、3つの手段が相まって初めて「安心」を獲得できるもんだな、と。

 やはり、ビジュアルなテレビは、現場の状況を知る上で、「スピード」と「正確性」があります。だけど、個別の情報にまでは及びません。一方的であるために、ややもすれば不安を増幅させます。

 hidebvisの行なってくれたメールでの連絡は、「個別」な情報を「双方向的」にやりとりできる点で、テレビの伝達を大いに補ってくれました。でも、文字だけでは、「ほんとうに」安心できる状況にはやや不足があります。

 そして、やはり電話での肉声、これに勝るものはありません。リアルタイムで、母ちゃん生きてるな、という情報が実感として獲得できました。



 テレビ、インターネット、電話、この3つが三位一体となって、「安心」という目的物を得ることができたのでした。

 まるで吉野家の牛丼の、「早い」「安い」「うまい」というキャッチのように、「速い」「正確」「安心」という果実を3つの手段の三位一体で獲得したのでした。





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Last updated  2005.03.20 20:18:03
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