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自然の狩人

自然の狩人

『真理子』(3)

瞬間の連続が人生を作るとしたら それはきっと

瞬間の思考と行為や日常の行動が因となつて結果を作るのかも知れない

運命も、未来も、日常の思考と行為の結果の産物だろうか?

真理子は 心に決めていた登校しないことを

母も「生理」がある間は学校を休むことを進めてくれた

家にいても飽きることはなかつた、中3の兄(武)は学校に

行つて、いない、6畳の部屋を兄と真理子の部屋にしていたから

武のいない部屋は のんびりと出来 漫画を読んだりCDを聞き、テレビケ゜ームをして過ごした

母は 店を閉めて二時から三時の間に帰宅する

帰宅すると 洗濯機を回し 風呂に入り化粧を流す

真利子は夕刻寝てしまっていたので 眠れぬままでいた

風呂場の前で裸の母と出合った。真利子は「お帰り」と母に

声をかけた 母は化粧が落ちた顔で「うん」と小さく答えた

父は 帰宅して出かける前に用意した夕飯をロング缶のビールを飲みながら済ませて

もう 12時前に寝床に入って寝ていた

声をかけた後、真理子の目の前の裸の母の身体を見た

胸は紡錘形に突き出て 張があり腰も細く

秘部に続く三角形のデルタの部分は なだらかで出っ張つてはいない 

真下の黒い茂みも大腿に向かって三角の茂みを保つている

こんなに、近くで母の裸を眺めたことはなかつたから

少しだけ「感動」してしまつた。 柔らかで丸みを帯びた体の全体

のラインは 真理子に真理子の未来の身体を連想させる

ものだった、

母の日常の生活行動などに興味も関心もなかつた

洗濯機が回っているあいだ夕飯の汚れた食器を洗って

髪を乾かして、朝食の準備をして床に就く

真理子が起きると母はいつも起きていた

真理子は化粧を落とした母が好き 夕飯の支度をして

店に向かう化粧をした母も好きだつた

そう、家族の為に夜働く、働いてくれている母を

母は38才その姿を 真理子には生き生きと映っていた

著自然の狩人



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