2009/08/06(木)16:09
【レイチェル・ウォレスを探せ】スペンサーシリーズ
【レイチェル・ウォレスを探せ】スペンサーシリーズ
著者 ロバート・B・パーカー
A Savage Place
あらすじ
出版社からの依頼で女性著作家(レイチェル)の警護にあたることに。
ところが、自分自身の信じる行動と依頼人との考え方の違いもあり、警護半ばにして
解雇される。しばらくするとレイチェルは誘拐され生死も定かでない。
レイチェルはレズビアンで女性解放論者であり、あらゆるところから賛否の声がある。
タフで責任感と高いプライドを持つ主人公のスペンサーは多少強引なやり方ではあるが
問題解決を成し遂げていく。
愛には色々な形があると思われるが、レイチェルから最後に発せられるのは皮肉か愛か。
私見
前にもあった台詞で主人公の探偵スペンサーは「メリー・クリスマスを言わなかった」
というのがある。行き過ぎた冗談、粋な会話、どちらにも取れる口達者な主人公は
お・か・え・し・に言わなかったという。
快い対応を誰もしてくれるとは限らない。人を邪険に扱われた際のおかえしが、メリー
・クリスマスを言わない^^日本人の感覚にはない、粋な皮肉り方な気がする。
スペンサーは困難な状況でも常に最善を尽くす。
私はまだまだ最善を尽くしていない・・・。