ショウナンカンプショウナンカンプ:父サクラバクシンオー 母ショウナングレイス生涯成績:18戦8勝・2着1回・3着3回・着外6回 GⅠ勝:高松宮記念 この馬のレースを初めて見たのが初の芝レースになる準オープン、 中山の山城Sだった。その時までこの馬のことなど知らなかったが何か別の馬を 買っていて見ていたレースだった。絶好のスタートからハナにたってそのまま 押し切り、初芝にもかかわらず33.8-34.0の1:07.8の時計に驚かされた。 そして注目の次走、昇級戦のオープン特別 オーシャンSで衝撃を受けることに なる。32.0-35.3の1:07.3、この超ハイペースを自分で作って後続を完封。 短距離の差し馬はよく見ていたが純粋にスピードだけで押し切るスプリンターは 初めてだった。一躍上り馬として向かえたGⅠ・高松宮記念、もちろん重賞初挑戦 にしてGⅠ初挑戦、こんな馬は普通は切りが正解だが私の◎はショウナンカンプで 決まっていた。オーシャンSのインパクトが頭から離れなかったのである。 前半600Mを32秒台でついてこれる馬はいない。人気は5番人気だったが自信の ◎だった。レースは32.9-35.5の1:08.4で圧勝、まさにスプリント界に新星誕生 だった。その後、調整がうまくいかず函館SSでは負けてしまったが新潟での スプリンターズSでは巻き返してくると思っていた。馬券はカンプとアドマイヤ コジーンの馬連をしこたま買って勝ったビリーブは買わず。直線は3頭の叩きあい で惜しくも3着、ほんと悔しかった・・・ でも続くスワンSで万馬券、阪急杯でも馬券は取らせていただいた。 そして連覇がかかる高松宮記念、1番人気に応えられず7着に終わってしまい その後の調整もうまくいかずそのまま引退することになった。 スピードの極限に挑むスプリンター、ショウナンカンプ。 地味な存在から一躍、スターホースになったこの馬、父サクラバクシンオーから ショウナンカンプ、そしてその仔からまたスピードの極限に挑む仔が出てきて もらいたい。親子、孫3代に渡るスプリントGⅠ制覇を楽しみにしている。 |