赤い靴下を履いた虎

ウ～ン、苦笑いですねぇ。ふじもんの同点押出し四球はいいけど、最後はスカッと鳥にはタイムリーで決めてほしかったなぁ、デッドボールでサヨナラってのもなんかちょっとビミョーです。まぁ、勝てただけで良しとしないといけないか、贅沢いえるようなチーム状態じゃないもんなぁ

今日は岡田監督が猛抗議をして就任４年目にして初めて退場処分となったけど、これが相手のリズムを狂わすという意味でも、チームの指揮を鼓舞するという意味でも大きかったと思う。この退場劇のおかげで球場全体がタイガースの勝利に向けて一体になった感じがした。いつものようにノソリノソリと出てきて一言二言いってベンチに引き下がってたらこうはいかなかっただろう。今日はいい仕事したけど、大体普段からこれくらいの闘志を前面に押出してくれればいいのに。チームが暗く沈んでいる今だからこそそういうことも必要だと思う。

さて、今日の先発はルーキー上園。５回を１失点とせっかく結構好投したのに打線の援護がまったくなくてあわや初登板初黒星になるところだったけど、終盤のドタバタ逆転劇ですんでのところでそれは免れた。ただ、この上園今日はそこそこよかったとは言っても、今の投壊現象をすくう救世主になるかっていうとそれは厳しいかなぁと思う。上園の投球内容を見たけど、もう一つビビッとくるものがなかったかなぁ。ストレートは１３０キロ台中盤くらいでスピード自体はあまり出てないけど、キレがあったので打者はその表示よりは速く感じるんじゃないかと思うけど、球質自体は軽くて芯で捉えられたら遠くまで飛ばされてしまうんじゃないかという印象を抱いた。変化球は球種が何があるのかよくわからないのでなんともいえないけど、どれもそこそこのレベルで決め球になりそうなボールっていうのがなかったんじゃないだろうか。今日はプロ入り初登板てことで相手もデータがなくて抑えられたけど、ある程度知られてしまうとちょと苦労しそうな気がする。ただ、コントロールはしっかりしているというのは良いんじゃないかと。まぁ、総じていうと暗黒時代によくいた軟投派ピッチャーと似たような匂いを感じたのは僕だけでしょうか