iの物語

2024/10/01(火)13:33

保佐人(Ⅿさん90歳の誕生日)

福祉関連(12)

グループホームに無事入所し4年が過ぎました。 90歳のお誕生日の日、日中お誕生日会が開かれお寿司を食べたり楽しい時間を過ごしたようでした。 15:00頃私に電話がかかってきました。 「Ⅿさんが腹痛で救急車を呼んだ」とのこと。 私は何か合わないものを食べたかな?くらいに思っていました。 救急搬送される病院がわかり、そこに急行しました。 救急車が到着し、すぐに診断をうけ、検査に入りました。 診断名は「急性虫垂炎(盲腸)」 緊急手術になりました。 90歳で大丈夫だろうかと心配でした。 手術の説明などを受けると腹腔内の炎症がひどく破裂するかもしれないとのことでした。 点滴をされ、眠った様子のⅯさんが手術に入ったのは夕方18:00くらいからでした。 21:00頃だったと思いますが手術も終わりストレッチャーで病室に移りました。 なぜか広い個室でトイレなどいろいろ完備された立派な部屋に入りました。 移ったときにはまだ麻酔が効いて眠っていました。 少し経つと目が覚めたようで看護師さんたちが声をかけたり、点滴の調整をしたりバタバタしていました。 「ぎゃ!」 「!!!?」 麻酔でせん妄しているのか点滴等に繋がれたままⅯさんは急に暴れだし、1人の看護師さんの顎を蹴り上げました。 「だいじょうぶですよー心配ないですからねー」と蹴られた看護師さんは声をかけてくれていましたが、大丈夫か心配なのは看護師さんの方です。 そのまません妄状態からは落ち着いてきて、Ⅿさんに声をかけると「ん?」と今の自分の置かれている状況がわからないようでした。 盲腸で手術をして無事終わりましたよと伝えると「ああ、そうかい」と一応返事はしてくれていました。 その日はもう22:00をまわり遅かったのでこのまま眠ってもらい、明日また様子を見に来ることにしました。蹴られた看護師さんには平謝りして挨拶しましたが笑ってくれていました。本当に申し訳ない>< 明日は様子次第で一時的に身体拘束を受けるかもと他の看護師さんから説明があり、了承しました。 翌日に病室に行くとやはり身体拘束されていました。安静がわからず動こうとする様子でした。 90歳であの体力は尊敬にあたります。 Ⅿさんすごいよ。

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