2008/11/22(土)03:14
まつぼっくり
この頃、山に入れば、松の木が大事にまつぼっくりを抱えている。
未熟なまつぼっくりは、固く閉じており、種を離さない。
種が熟したころ、ようやく松ぼっくりは徐々に開き始める。
しかし、一気に開きはしない。徐々に、徐々にひらく。
開いて落ちる松の種。
ごらんになったことありますか?
松の実をオブラート状に包むうすい皮。
その皮が、実のまわりだけでなく、延びてついた尾ひれの部分があり、
そこは、飛行機の翼のようになっている。
風に吹かれて少しでも遠くへ飛ぶように。
もし、種を抱えたまま落ちたとしても、
雨が降り、晴れて乾燥。これを繰り返すことで、松かさは花開く。
そうして、種をちゃあんと離してくれる。
いよいよ巣立ちです。松の実の赤ちゃんが立派に根付きますように!!
記:とらのこども
ps 固く締めたまつかさのようなお父さん、お母さんが少なくない。
そんな気のするとらのこどもです。飛び立つ日は寂しいけれど、
立派に飛ばしてあげたい親心でありたいと思います。