子猫が我が家にやってきた

アルバム名:はじめまして、ネーロ

      ネーロ

      2週間ぐらいです、まだ焦点が合っていません
   
日時   :99/06/27

    日曜日の朝、次男が子猫をバイト先から拾ってきたらしく、鳴き声がします。
    よく見ると、まだ目も開いていないし、へその緒も付いていました。
    生まれてすぐらしいのです。
    あわてて、ホームセンターへミルクと、哺乳瓶を買いにいきました。
    なかなか上手く飲めませんが、缶に書いてある量の半分は、飲みました。
    ティッシュで、そっと下腹部をさすると、生暖かいおしっこが、出ました。
    後は温かくして、寝かせるだけ。

    後から、解ったことですが、子猫を拾ったのは、ほんのわずかな、偶然らしいのです。
    息子のバイトの終了時間は、決まっていますが、お客さんの入りで2~30分の幅が
    あります。
    その日は、梅雨時で寒かったし、雨も降っていました。
    子猫は藪の中に、無造作に捨ててあったらしいのです。
    普通は、雨避けの箱の中に入れて”かわいがって、下さい”ぐらいの一言が、あって
    当然ではないでしょうか?
    拾われて、幸せになって欲しい、との思いやりのかけらもなく、殺すために捨てられて
    いたのです。
    兄弟の中で一匹だけ、この子が黒色だったから?黒は不吉だから?
    つめたい雨の中では、子猫は一たまりもありません。
    20分ともたないでしょう。
    本当に危ない所でした。

    助かったのは、これともう一つ子猫の生命力です。
    拾って、ミルクを与えるまで、12時間余り、この間飲まず食わずで、我慢していたのです。
    飲む力が残っていたのが、幸いしました。

    真っ黒な子猫で、お腹に白いのがちょっぴり、耳の中にもすこし、名前は、くろで良かった
    のですが、犬の名がくろです。
    ネーロ(伊語で黒の意)に決まりました。


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