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とらにょんはうす

とらにょんはうす

入院2日目 手術

手術当日
明け方、婆の出すガサガサ音と、年下女性のラジオの音で目が覚めてしまい、眠れない。
まだ起床時間前だっつーの ヽ(・ω・メ)ノ

朝 排便ののち再度浣腸。もーぽんぽん空っぽ。

朝食の時間になるが、今日から絶食。私の分はない。
締め切ったカーテンの向うから、婆どもが箸で空の食器をさらっている音が響く。なに意地汚いまねしてんだよヽ(・ω・#)ノ。彼女たちはこの後、退院していった。やれやれ、これでやっと静かになるぞ。

手術は11:00開始の予定。
10:30頃 手術着+弾性ストッキングにお着替え完了。
さて、そろそろ手術室に向かうかというとき、緊急オペが入り 13:00からに延期。説明にきた看護師さんは息を切らしてた。

点滴は予定通り開始。昼飯かわりらしい。
点滴の針を刺すのに失敗された。すんげー痛かった(泣 逆の腕に刺すことになり無事な方の腕が固定される。片手では止血ができず、失敗したところには直径5cm程のアオタンができた(泣
看護師さん「移動するときはこの子(点滴棒)も一緒に連れて行ってくださいね♪」かわええヽ(・ω・*)ノ

13:00少し前、手術室からコールがあったらしい。看護師さんがやってきた。延期にあわせて、食事のため一旦帰宅した夫、手術室へのお見送りに間に合わず ヽ(・ω・メ)ノ
看護師さんに「ドキドキしますよねぇ」と言われたが、実は、自分でも驚くほど平静だったりする。
病棟の看護師さんに案内され 点滴棒を引きずりながら歩いて手術室へ。
手術室では、麻酔科の医師と看護師さん(杉山愛似)に出迎えられ、引き渡される。昨日初めてお話をしただけの人でも、知らない場所で見知った顔があると安心する。術前訪問って意外と重要かも。

医師の指示で手術台によじ登り、横向きで胎児のような姿勢をとる。
手術着の肩と側のスナップが外され、3枚おろしの要領で裸にされて、バスタオルで覆われる。
目の前で看護師さんが落ちないようにガードしながら手を握っていてくれる。BGMは古いJ-POPのオルゴールだった。
背中全体を消毒したあと、腰の少し上あたりにチクッと麻酔を打たれ、硬膜外麻酔のカテーテルが入ってくる。痛くはないのだが、慣れない感覚に体が硬くなる。そのためうまく丸まれず、麻酔医はちょっと手こずっていたようだ。
腰の少し上から首までカテーテルをテープで固定した後、仰向けになり、落下防止のため、手足を軽く固定される。

「眠くなりますよ」と言われ、酸素(+麻酔ガス)マスクが視界に入ったところから、「終わりましたよ」と起されるところまで、きれいさっぱり記憶がない。眠っていたという感覚すらない、時間をワープしたような感じだ。
見えない目(裸眼0.1↓)で夫を探すが、いない・・・?
そのあとまた少し眠ったらしい。次に目を開けたらいた。
眠っている間に手術室から病室に移動していたんだろうか。
手術が終わったのは、16時半ごろだったそうだ。

私が病室で目覚める前に、夫は執刀医から説明を受けていた。摘出した現物、見なくていいよと言っておいたのだが、見たそうで、血が苦手なくせに・・・とちょっと感動。
腫瘍は拳1個分。ピンク色だったそうだ。
腸と子宮が癒着しており剥がすのに手間取った。癒着のため出血量は多めの500cc。
傷も予定では「おへその下から縦に12cm」だったが、もうちょっと大きくなったとのこと。グロいのは苦手なのでまだ見ていない。

からだ全体がだるく力が入らない。
看護師さんが、数時間おきに、血圧と体温を測りにくる。
血圧は正常。体温は38度台をキープ。汗がにじむ。
足には血栓予防のためのマッサージ機が取り付けられている。袋状のものが、つま先からふくらはぎに向かって順々に膨れては、ぷしゅ~と空気が抜けてゆく。きっと気持ちがいいはず。しかし、それを堪能する余裕がない。
尿道カテーテルのせいだろう、「トイレに行きたい、おしっこがしたい」という感覚がひどい。まだはっきりしない頭で「カテーテルが入っているから」・・・と自分をなだめてみる。

また、眠っていたらしい。次に目が覚めたとき、部屋は真っ暗だった。
ひどく吐き気がする。側にいた看護師さんに、「キモチワルイ」と言うと、吐き気止めの点滴をしてくれた。
腰が痛い。切った腹より痛い。とにかく痛い。orz
腰にカテーテルが刺さっているせいかと思ったら、長時間横になりっぱなしだったからのようだ。
なんとか痛みを逃がそうと、何度も何度も寝返りをうつ。からだの動かし方がわからない。
看護師さんに「動けてますね」とほめられる(褥創防止)が・・・動きたくて動いてるわけじゃないやい(´・ω・`)
看護師さんにカイロを当ててもらうが、あまり効果はなかった。
寝返りのせいでマッサージ機が外れてエラーになり、ナースコールをして何度も直してもらった。

絶飲が解かれてから、数回すいのみで水をのませてもらう。
看護師さん達、点滴の薬を変えたりマッサージ機直したりで休む暇なかっただろうな アリガト(はーと)
結局、一晩中 看護師さん達の仕事ぶりを眺めながらウトウトしていたみたい。

===== 食事 =====
一日中絶食

セキララにういん生活
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