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テーマ:絵が好きな人!?(4326)
カテゴリ:京都
私が展覧会へ行くのは、大体、会員無料のものばかりである。が、今度は、めずらしく観覧料(1300円)を支払って行って来ました。
入る前に、見ておきたかったのが、会場から道を隔ててある、向かいの京都市美術館の改築模様である。全面改築とかで、開館まで、1年近くかかる模様である。外観は、残すのだろう、建物には、工事中の覆いがかぶっている。来年には、開館するだろう。オープン展示が楽しみである。但し、名称で、もめている。京セラ美術館とか。京都市は、京セラから、50億円もらった。 今日の会場は、京都国立近代美術館である。その名の通り、現代的な建物である。この美術館の楽しみは、ホールの眺めの素晴らしさもある。建築家の手腕を思わせる。ホールから見ると、改築工事風景や、比叡山を望める。 平日とはいえ,観覧者は多い。東山魁夷 生誕110年、30年ぶりの大回顧展。作品も多様で、終戦直後から、90歳で没するまで描いた、80点が展示されるという圧巻の展示であった。 この画家の絵は、素人の我々にも素直にわかる絵ばかりである。王道の構図、透明感のある素直な色づかい、見る人が、スッと入っていけるような、判りやすさが有った。 唐招提寺の襖絵は、画家の集大成であった。再現した襖絵も,墨絵から、青の顔料の色彩と、その構図の多様さは・・・!それ以降の作品は、説明にあったのは、「70歳を超えると、スケッチにも行けなくなり、自宅で今迄の脳裏にある風景を、心象的に描く」とある。成程、年齢を自分に重ねてみる。 写真は、即売場。会計に並ぶ人の多さは、さすが珍し。レジには、何か所もあったが。私も並んで、スケッチのはがきを買う。 実は、この展覧会、有料で行った目的の一つは、画家の「白馬シリーズ」の絵の実物を、確かめたかったことである。 私は、この絵をパンフレットで見て、自分なりに作品を書きたいと思った経過がある。今日の展覧会で判ったのは、この作品は、晩年の達観したころの作品である。晩年であるから、スケッチを元に描いていない。展示の説明によると、「晩年は、日本でもなく、外国でもなく、心象風景を描いている。」宗教的になっているという。私は、京都の北山風景とばかり思っていた。 そんなことを、考えながら私は、自分ながらの作品を描いた次第である。結局、白馬を、東山魁夷の絵から、取ったということである。 大げさだが、そんな歴史を持った、我絵、写真は、裏打ちしてボードに貼ってある状態である。完成、カット、押印、額装は、これからである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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