峠の向こうに春がある!

2018/10/31(水)00:00

秋の遠足

水墨画(645)

集合が、朝の8時半、京都駅中央改札口。久しぶりに6時の早起き、ラッシュの電車に乗るのも、久しぶり。80代2人の他は、70代と60代の、11人の秋の教室の遠足であった。  滋賀の琵琶湖、湖西線を乗るのも、久しぶりである。切符代が960円であるから、結構距離のあるところである。快速に乗らず、普通で、60分近く乗り、皆でワイワイ話しながら。  大きな駅であるが、ヒッソリとして、この駅、自動改札機が無かった。小さな町であるが、散策で巡るには、絶好の秋日和である。  この町は、近江の聖人、中江藤樹、生誕の町である。この人、日本陽明学の祖として、名高いとか。まずは、藤樹神社。京都のように、緑の中の紅葉が美しい。  江戸時代に、中国からの朱子学を発展させた人である。中国風の建物がモニュメントのように有るのを、見学したりして・・・。  この町、安曇川に来た目的は、二つある。その一つは、秋のデッサンをすることであった。その場所へと…近くである。  藤樹書院・良知館で、しばしの説明後に、庭でデッサン。今日の遠足は、盛りだくさんである。次の行き先も有るので、15分デッサンを。実際は、30分ほどある。  私の選んだ、景色である。15分デッサンを心掛け、せわしく完成させたのは、ハガキの大きさである。今日のデッサンは、それに切手を貼り、「自分宛」に、郵送しようと決めていた。筆の遅い私であるが、思い切って素描で完成。  昼食は、道の駅で・・・、結構大きな道の駅で、地元の産物、おみやげ、それに食べるところは広い。 皆さん食べ終わると、買い物に忙しい。私は、書いたデッサンのはがきに、住所等書き、投函だ。何と、この店に、ポストまで有った。明日ごろには、我が家に郵送されるであろう・・・。  今日の遠足の二つ目の目的は、扇子の絵付け体験である。その扇子の扇骨の9割がこの地で作られているという。知らなかった。  安曇川の特産品「扇骨」づくりを、職人さんの実演と説明で、前に置かれた金具は、竹を滑らかにする、カンナである。この人、73歳で、若い頃から、扇骨づくり一筋であると、きっと有名な職人さんであろう。  作業場の二階に上がると、扇子絵付け体験ができる。皆さん、それぞれ考えてきたが、扇形の紙を前に、戸惑いながら描く。先生は、自作の詩も、即興で書する・・・さすが。  10人分の絵付けが出来上がりました。この中に、私のも有ります。この店は、これに、骨を付けて、出来上がりを、まとめて郵送してくれるとか。1か月後の予定と・・・、楽しみである。  今日の遠足は、盛りだくさんで結構、時間がかかり、筆屋に行くはずが、時間が無く帰路へ。 秋の遠足の一日であった。歩数も、1万歩を超えていた。これも、久しぶりである。

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