峠の向こうに春がある！

​　３日ぶりの外出であった。気になっていた歯を診てもらうためである。不急ではないと思いながら、昨年末、治療したところが・・・おかしいのである。相当前からであるが、コロナが終わってから思っていたが、終わりそうにない、これはダメだ。ロックダウンとかの、外出禁止にならない今のうちにと。歯医者へ行く。

　恐る恐る入ると、待合室は一人であった。診てもらうためには、マスクを取らねばならない。歯医者先生は、勇敢にも、顔を近づけて、話し、治療である。抜歯も視野に、ようすを見ましょうと。ああ、あまり良くないのである。

　家に帰れば、ＴＶは、相変わらず、当然であるが、コロナ報道である。一番気になるのは、東京都の感染者数の推移である。我が国の首都・東京の様子は、そのまま日本の現状の縮図でもある。
　毎日、毎日の、顔出し、大変だなあ…と思いながら、その発言に、大方の人は、賛同と拍手が送られているようでもある。
　私は、いつも見ながら思うことは、３か月先の都知事選挙の事に思いを馳せているのである。都知事は、そこらの国会議員と比べ物にならないくらい、誰もが羨望する公職である。アメリカの大統領のように、直接選挙で都民が選ぶ。選ばれた知事は、東京都の政治に、絶対的な権限を行使できる。誰もがなりたいのである。　それだけに、大物が大激戦を繰り返してきた。
　小池さんは、このコロナの報道で、毎日が見事な選挙運動になっていると思うのは私だけかな？　
３か月先のことであるが、現時点では、　当選確実である。

　知事選と言えば、思い出してしまうのは、我・郷土である京都府知事選である。いつもいつも、大激戦であった思い出なのである。あくの強い江戸っ子の人であったので、大物の対立候補も政治生命をかけて向かってきたのを思い出す。それでも、負けることのなかった7期、２８年間を、続けてこられたのは、働く人に限りなく優しく、権力者には断固として立ち向かう姿勢は、庶民の誇りでもあった。知事を止めて、亡くなられて、40年近くなる。忘れられた人と思いきや、蜷川さんのことが、先日の新聞投書に載っていたので、存在感を再認識したのである。投書の下に写ってるのは、「ポケット憲法」と言うもので、憲法知事の蜷川さんが、いつも、ポケットに入れ、憲法を身近にと言って、配られたものである。
　　先月植えた、モミジの樹、新芽が出てきて、わが玄関の庭の景観になってきた。

　小池さんには、今、都知事選に関しては、当選確実、独走態勢である。風が吹いているいえよう。以前は、小池さんが、「緑の党」とかを立ち上げ、突然、逆風になった事も有るのを思い出す。今は、小池さん、当選確実の風で、それなりに立派な人であるが、願わくば、強力な対抗馬が出て、激しい論戦こそが、政治を向上させるものと思っている。無風選挙は良くないと思っている。








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