キング アーサー
ひさかたぶりの映画紹介。「キング アーサー」さあ、明日から休みだぜ~、と思ったらいきなり上司から超怖いお得意さんのところに言ってこいといわれて、ふざけんじゃねーぜ、ばーろー、とか思いながらも結局断りきれなくて泣く泣く仕事にいく、みたいな。そんな鬼畜なファンタジー映画、それがキングアーサーです!!もちろんものの例えです。つまり実際のところは、アーサーはローマの下っ端なので兵役におわりはない? なのですが、ガウェインやランスロットくんたちは戦争にまけていやいやながらもある一定期間は兵役を務めなければならないと、そういう状況で、さあ、今日でその兵役も終わりだい! と思いきや、ずるいお代官様はどこにでもいるもんで、最後とばかりに無理難題をふっかけるんですね。ほんと、たまったもんじゃありません。でも、もちろんアーサー君たちはかちかちの友情で結ばれているので無理な任務もみんなで引き受けて、えっちらGOと。そゆことです。なんかのっけからおちゃらけ口調で紹介してますが、実際なかなかに楽しめる映画ですよ。特にファンタジー好きの方々には文句なくおすすめで、あんましファンタジーって好きじゃないのよっていう方々にもちょっとだけならおすすめ。んで、ファンタジーなんて聞いただけでヘドが出そうだって方々にはあまりおすすめできません。なんか言ってることが言うまでもないことばっかだけど、つまりそれだけこの映画が正統派ファンタジー映画なんですよということが言いたいわけなんですね、きっと。たぶん。ジュッチュウハック。でも、正統派ファンタジー映画ってどんな映画だ? うーんよくわかりません。ただひとつ残念な点は、いろんなところでお金使って細部の質を高めてみんながいい仕事しようと努力してるのに、ところどころ元ねたがアーサー王伝説であるがゆえのとってつけたようなお決まりシーンなんかがあってせっかくの硬派な世界観がぐあーってなってるんですよ。アーサーなんてやめてオリジナルでやればよかったのにとおっしゃってるアマゾンな人がひとりいましたが、私もその意見にはそこはかとなく賛成です。もしくはそこまでやらなくてもいらんシーンは省くとかね。ようするにもっとシビアに決めてほしかったのです。そしたら完璧だったのに。でも、まあ、とにかく見所はちゃんとある映画です。奥さんが同窓会で出かけた夜なんかに見てみてください(意味不明)。