日日是口実

2010/12/24(金)00:12

せっかくの「芝浜」だったのに…(涙)

今日の会、本当だったら山中アナウンサーとの対談の後、 07年12月18日の「芝浜」をスクリーンで上映する… という会だったが、嬉しい予定変更となった。 中入りの後、家元が「芝浜」を生で演ることになったからだ。 前半のトークショーは、小三治会長・市馬副会長という 体制になった落語協会の話などもあったが、それ以外は 何も書けない(笑)。 書いたら私は、この世から消される(笑)。 それはともかく、中入り後の高座。 「落語チャンチャカチャン~権兵衛狸~芝浜」 まさかの3本立! 「芝浜」以外でも、もっとお客を満足させたいという、 家元の心意気を感じ、胸が熱くなった。 ただ今日の家元は、喉の調子が本当に辛そうで、 時おり酷く咳込んで、見ている方も辛かった。 しかし、家元は最後まで見事に演り、そりゃもう 凄いものであった。 今日の「芝浜」の出来は、07年(あれは先日DVDに なったが、神懸かり的な出来!)とはまた違った意味で、 端正な「芝浜」だったのではないだろうか。 ただ、今日の高座、ひとつ残念なことがあった。 1人、非常に態度の悪い(性質も悪い)客がいたのだ。 私の席からは、だいぶ遠くに座っていたので、そいつの 顔はあまり見えなかったが、派手なシャツ着て、帽子を (ハンチング?)被っていたのだけは分かった。 高座が始まって少し経ったあたりから、大きい声で 相槌を打ったり、妙な声で笑ったり…。 遠く離れた私にまで、その声が聞こえていたんだから、 近くの席の人たちは、さぞかしイライラしただろう。 おまけに「芝浜」の途中で席を立って、外へ出たのだが チンタラ歩くうえに、多分チェーンだか車のキーだかを チャラチャラ鳴らしながら歩くもんだから、本当に耳障りで、 心底頭にきた。 よみうりホールの係員に、つまみ出されてしかるべき、 というほど酷い態度! 家元の、久々の年末の「芝浜」だっただけに、それが 本当に残念だった。

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る