◆◆バイク カフェ◆◆

武道館で柔道の月次（つきなみ）があった。
これは進級・昇段試合のこと。

娘は今回初段に挑戦した。
やはり初段になると簡単には勝てない。
続けて2敗した。

2敗とも抑え込まれて負けた。
必死で解こうとするのだが、相手も必死にのしかかってくる。

畳に顔や手や足が擦れ、柔道衣がはだける。
近くで見るまではこれほどハードだとは思わなかった。

2敗した娘は赤い顔をして、胸を抑えてうずくまる。
「胸が痛い。息ができない。試合を続行できない。」と棄権。

救護班の先生に尋ねると
「胸骨が少しずれたのでしょう。
　治しようがないので自然治癒に任せて下さい。
　湿布を貼って炎症を抑えるようにして下さい。」と言われた。

部活の先生に様子を伝えて帰宅した。娘は、
「お母さんがいてくれて良かった。
　いなかったら多分めちゃくちゃ怒られてたと思う。」

厳しい世界だな。