今年8月24日に開業するつくばエクスプレス(TX)で運行される快速電車について、麦島健志・県企画部長は14日、つくば―守谷間の4駅を通過する最速タイプと、県内6駅すべてに停車し守谷以南で快速運転となる県内各停タイプの2種類が設定される見通しを明らかにしました。つくば―秋葉原には20駅が設けられ、所要時間は、最速タイプが45分、県内各停タイプは52~53分になります。県議会予算特別委員会で染谷清議員(自民県政クラブ)の質問に答えました。麦島部長は「最速タイプは複数本を確保してほしい、県内各駅に停車するタイプもできるだけ多くの本数を確保してほしいと要望している。基本的に県の要望を勘案の上でダイヤが作成されるものと考えている」と述べました。TXを運営する首都圏新都市鉄道(本社・東京都台東区)は、他線と接続する流山おおたかの森(東武野田線)、南流山(JR武蔵野線)、北千住(JR常磐線、東京メトロ千代田線・日比谷線、東武伊勢崎線)などを中心に快速停車駅を設定する考えです。高橋伸和社長は取材に、「快速は2タイプと考えている。最短45分は守らねばならず、また快速の種類を増やして利用客を混乱させる訳にもいかない」と話しています。総合基地(車庫)がある守谷始発の電車も設定される見込みで、運行ダイヤは今月中に発表される予定です。快速停車の有無は、沿線開発に大きく影響することから、千葉、埼玉、東京の各沿線自治体関係者も、こぞって快速停車を求める陳情活動を繰り広げています。
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Last updated
March 15, 2005 08:06:03 AM