自動車ナンバーに観光地などの新たな地域名を表示するいわゆる「ご当地ナンバー」制度での導入にあたり、国土交通省が「つくばナンバー」を新設することが二十八日、分かりました。新ナンバーは二〇〇六年度の導入で、県内では三つ目の地域ナンバー誕生となります。同省が近く正式発表します。八月二十四日のつくばエクスプレス(TX)開業に加え、「つくば」の知名度アップが期待されることから、沿線開発や地域の活性化にも弾みがつきそうです。自動車ナンバーの地域名は現在、自動車検査登録事務所のある都市名や府県名。新ナンバー創設にあたっては、1住民やドライバーの声を基にした地元(複数市町村)の合意。2登録台数が十万台を超えること-などが条件とされました。全国二十地域から要望があり、審査の結果、大半が認定される見通しとなりました。県内のナンバープレートは現在、水戸と土浦の二種類。関東運輸局のまとめ(〇四年三月現在)を基にすると、つくばナンバーの登録自動車数は五十一万台を超えるとされています。つくばナンバーについては、県やつくば市などが新設を要望。これまで橋本昌知事は「TXの沿線開発に向け、つくばの知名度アップに結び付けたい」として、国への要望活動を展開してきました。また、つくば市など県南西二十市町村は、つくばナンバー導入推進協議会(会長・市原健一つくば市長)を設立。「つくばは国内外に通用するブランド名であり、TX開業と合わせ地域活性化につながる」として、決起集会の開催や要望活動など、つくばナンバーの実現を強く求めていました。
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Last updated
July 31, 2005 11:08:05 AM