チョッと怪しいセミナーへ
「今の仕事に役にたつ話しが聞けると思うので、一緒に聞きに行きませんか」と前職で一緒たっだ友人(私のお客様でもある)に誘われ、「資産活用セミナー」なるものへ朝、9時半に彼の自宅へ「何人か他のお客様を乗せていくので」と近所を巡回して4名ほど、殆どが杖を使わないと歩けないようなご年配の方、どんな人を対象にした話?と思いながらも会場へ現代社会の抱える不安は健康とお金、途中までの話は少子高齢化、平均寿命の延び、医療制度の問題、年金や、国の財政、銀行、郵貯、生保の危機的状況など、「だから自分の資産は自分で護り増やしていかなきゃだめなんです、自己責任ですよ」なる程ねーと、思いながら聞いていましたが「その不安を解消するすばらしい仕組みが出来上がりました」結局、高額な磁気治療器の販売の為のセミナーでした、でも、ご一緒したご老人の方々はかなりの大病を患ったにもかかわらず、今は多少の不自由はあるにせよ、元気になったのはこの治療器のおかげと、真剣に話していました。帰りにお腹が空いたので、立ち寄った蕎麦屋でその中のお話好きの1人が色々と自分の半生を振り返って商売の話を聞かせてくれました。お袋さんの財布から三十銭を拝借し、それを元手にお手製の株のようなものを作り、投資家を集め浅草で屋台のたこ焼き屋から、事業を起こし田中角栄首相の頃が一番儲けさせて貰い、金を勘定する時は一枚一枚ではなく、重ねた札束の高さで数えたんだと豪語してました。でも、「いくら金があっても具合が悪くなっちゃ仕方ない」健康について考えさせられる一言でした。