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チビ出版社★社長の独白

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チビ出版社

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2008.10.01
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 この欄でも何回も書いたことですが、版元として、究極の願いは、1冊の本で、経営が安定するほどの売り上げがあり続けること、これに尽きる。

 ベストセラーは一過性のもの、1冊のロングセラーで、社員すべてが食べていける。こんな本の誕生を願っている。

 聖書のような本ができれば、それで十分なのだ。

 夢の話である。

 現実は厳しい。厳しいを越してしまって、過酷だ。

 そんな中でも本を出版していかなければ、可能性自体がなくなる。究極の願望は、心の隅において、まずは初版を売り切る。数ヵ月で増刷。年間数千部が必ず売れる。

 というような企画を出し続けなくては目先の経営ができない。

 ただ、、チビ版元の方向性として、年間ある程度の部数が、数年にわたって、コンスタントに売れていく本を、何冊か持つ。というのが、現実的だろう。

 年間5千部売れる本を10冊持てば、チビ版元はそれで十分なのだ。


 チビ版元の編集者は、上記のことを踏まえて、企画を立てなくてはならない。

 息の長い本をどれだけ出せるかが、編集者の評価基準になる。

 下手な鉄砲も的な出版は、チビ版元ではもともとできない。限られた出版点数の中から、そういうロングセラーをつくっていかなくてはならないので、ハードルは、大手の版元編集者よりもむしろ高いのかもしれない。

 方法論はいくらでも唱えられるが、仕事は現実である。

 現実は、本を作らなくてはならないし、それを売らなくてはならない。

 まず本を作るためには、企画と著者だ。

 企画立案は個々人の素養もあるだろうが、著者に関しては、探して会えばいい。会うことによって、何かが始まる。必ず始まる。

 だから、編集者は、著者候補とどれだけ会えるかが、仕事の大部分だといってもいい。

 それは規模の大小にかかわらない編集者の資質だ。


 

 





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Last updated  2008.10.01 10:25:11
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いーぴん@ Re:おかげさまで、年の暮れです。(12/29) あけ まして お め で え とう ご…
いーぴん@ Re:15周年記念出版(04/01) おめでとうございます。 箱根の件は問い…
受験生@ 一言見ました。 商業登記法ももうすぐなのですね。 期待…
受験生@ 民法のタイトル http://www.toriishobo.co.jp/shihou/min_…
いーぴん@ 昨夜はおつかれさまでした! 新年会(泊)たのしみにしています。

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