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6月初旬に発刊予定の新刊の見本が出来上がってきた。取次ぎ見本用なので小部数しかないが、取り急ぎ著者のご自宅に、お届けに伺った。
全1,300ページ、上下巻の大作である。それも著者にとって初めての上梓となる。 弊社にとっても初めてづくしの本だ。新しい資格分野への参入である。ネットによる無料講義をつける。制作は著者ご自身のワード原稿をそのまま使用した。 正直、新しい市場への踏み込みは勇気がいる。何のデータもないし、営業戦略もとにかく未知なのだ。 ネットによる講義の無料配信は、受験参考書界では、これからのトレンドになるかもしれない。著者の負担は増えるが、版元はそれほどの手間でもない。ホームページに少々の細工を加えれば済むし、プロバイダーの容量を増やす程度か。 著者のワード原稿をそのまま版下に流用するのは、きわめて効率的な方法だ。制作時間も大幅に短縮できるし、コストも削減できる。まあ、デザイン組み方をそれほど気にしなくていい制作物は、これからも試みていきたい。 この4月から初版部数を極端に抑えると宣言してから2冊目の本だ。この本も、上下巻各1,000部の印刷しか行わない。 取次ぎの仕入れ担当さんには驚かれたようだ。必然的に新刊委託も抑える。営業がしっかり動いて注文をとらなくては書店に並ばない。 全国の主要書店300店にしっかり置くことだけに傾注する。それ以上配本してもいたずらに返品を増やすだけだろう。 あとはネット書店さんへの対応だ。特にアマゾンさん。しっかりジャンルに入れてもらうことと、在庫切れをなくす。新聞広告を出すとすぐ在庫切れになってしまう。これを何とかしなくては。 できればシリーズ化していきたい。だからこそ1冊目が大切だ。これを売らなければ次へ続かない。祈る気持ちだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.05.28 10:00:57
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