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先日、シリーズモノの執筆をお願いしている著者の方々と、次年度の企画の方向性について打ち合わせを持った。
まだ2年目ということもあり、今ひとつ確定していないのだ。それに、今年度版の売り上げ状況を勘案して、読者対象の確定と、企画意図の徹底を図ろうというもの。 初版2,000部で4タイトル、増刷は1冊も無し。損益ラインも怪しい4冊。ただ、光明も。 同じジャンルで飛びぬけて売れている他社さんの本に追随する本がでたのだ。 紀伊国屋新宿本店さんや丸善丸の内本店さんでは、単独2位の売り上げ。その他の大型書店さんでもいい位置にいる。結構頑張っている。 初版2千だから当たり前だが、新刊委託で網羅できる書店さんは限られてくる。資格書の常備店でさえも行かない書店の方が多いだろう。同じ紀伊国屋さんでも支店さんにはゼロという場合もある。 最悪なのは、好調の売り上げという状況が、他の書店さんへ波及しないこと。 今回の本も、ある条件で売れるようになったのだが、その手段を、その他の書店さんに告知もしていない。できていない。 初版2千という選択は、間違っていないと思う。うちのような版元が、大手さんと同じような売り方をして、今の時期、続くわけがない。それは十二分に分かっているのだが。 極論だが、返本率50%でも、実売1万部売れればいいと割り切れるのか。難しい。 いずれにしろ、数箇所にしろ売れている本を、そのままにしておくのは版元の怠慢でしかない。改定までにそれほど時間もないので、早急に対応策を考えなくては、著者にも失礼だ。 全国的に名前の知られている大型店の支店は、300もない。どうにかしなくては。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.07.15 09:48:48
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