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トルネェード

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2005.03.29
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カテゴリ:カテゴリ未分類
さぁさぁ第二弾!今回は今騒がれている監視社会やマニュアル社会などがいったいどういうものなのかということを探っていこうと思います。


「マニュアル化された退屈な社会をどう生き抜くか」part1


A:「現在の日本ではグローバリズムの名のもとアメリカの資本主義が浸透して、マニュアル化された社会になってるってよう言われてるんやけど、どういうこっちゃ?」

B:「マニュアル化社会っていうのはな、例えばAはバイトとかしたことあるか?」

A:「おう、俺はマクドナルドとガストで働いたことあるわ。」

B:「そのときどうやって働いたらいいんやろう?とか悩まなかったか?」

A:「そんなもん、ちゃんと客がきたらどうする、注文はこうする、って全部決められてるからなんも悩むことなんてあらへんかったがな。」

B:「それや!」

A:「え?」

B「それがマニュアル化社会の典型的な要素なんや。つまり働くっていう行為の中で自分で何かを創り出すとか自分独自の接客をするっていうんじゃなくて、客がきたらコレ、帰るときはコレっていうマニュアル通りに動いてたわけやろ?」

A:「おう、そやそや。誰でもできる作業や。」

B:「それがマニュアル化なんや。今働いてる人の労働はほっとんどがマニュアル化されたものをこなしてるという作業なんやな。」

A:「そういえばせやな。どこで働いても接客マニュアル通りに動いてるのが仕事やな。」

B:「そうなるとな、企業側からしたら好都合なんやな。安い賃金で誰でもが決まった仕事をただこなすだけで利益が生まれるわけやからな。でもここで大きな問題があるんや。」

A:「え、なんや?」

B:「おまえマニュアル化された仕事を毎日こなしてておもしろかったか?なんか充実感があったか?」

A:「う~ん、充実感っちゅうのはなかったな。ただ俺は欲しいもんがあったからバイトしてたけど、そのうちまったくおもしろくなくなってもうて辞めてもうたわ。ただいらっしゃいませ~ありがとうございました~言うて朝から夕方までハンバーガー作ってただけやからな。」

B:「それなんや。今の日本のマニュアル化された社会やと充実感の得られる仕事に就くというのはめっちゃ難しいことなんや。充実感の得られる仕事って何やと思う?」

A:「う~ん、せやな、自分で何かを創り出したときとか、自分が関わって達成したもので成果が出たときとかかな。」

B:「せやな、そういうとき充実感があるな。でもな、マニュアル化されたものをこなしてるだけじゃ充実感ってなかなか得らへんねんな。」

A:「そうやなぁ。でもそんなん俺がこれから就職してもそんな作業ばっかしてくって考えたらなんかこの先おもんない気がしてきたぞ」

B:「そう、おまえみたいな人間が増えてるんや。つまり日本政府としてはマニュアル化は利益が生まれやすいから効率がいいねんな。でもマニュアル化された仕事は充実感がイマイチない。なんでか。それは誰とでも交換可能な仕事やからや。つまりマニュアル通りにこなせばいいねんから別に今自分がやってる仕事は別に自分じゃなくてもできるんや。誰でもOK!たまたま自分がしてるだけ。これじゃ充実感がないのも当たり前や。そしてなにより夢がない。」

A:「夢ないな。夢のある職業っていうのはなんかスポーツ選手とかな、歌手とかな、総理大臣とかそういうもんやな。あ、確かにこういう人たちは自分で何かを創りだしたり、成果をあげてる人たちやなぁ。それに交換不可能や!だっていま小泉総理のやってる仕事をはい、今日からあなたがやってくださいっていわれてもできひんもんな。ひぇ~」

B:「そうやろ。でもそういう仕事に就けるひとはほんの一握りや。社会に出たらみんな自分はマニュアル化された仕事してるだけなんやなーって気づくんや。何してるんやろー、俺っていったい何?ってなってまうんやな。でもそういう事実が身に染みてわかってもうたらみんなやる気なくしてまうやろ。」

A:「そりゃ、やる気ナッスィングになってまうわ。」

B:「でも、どうにか社会は成り立ってる。なんでやと思う?」

A:「う~ん、なんでか?なんでや?ヒントをくれよ!」

B:「おまえがさっきおもんないバイトやってたいうたけど、なんでやってたんや?それがヒントや」

A:「わかったぞ、欲しいものがあるからや!」

B:「そうや。マニュアル化社会に生きてるとつまらない。そこで集中するのは消費や。いくらマニュアル化されて商品が大量に作られても買う人がおらんかったら成り立たない。」

A:「なるほどな~。じゃあ充実感がない仕事してストレスたまってなんやねん!!とか思ってる人は何かモノを消費することによってかろうじて生活を保ってるんやな~。」

B:「そうなんや。これは資本主義が成熟してくると起こる現象で、企業がそれぞれブランド力を高めて商品の価値を高めていく。人々はそれを欲しがる。欲しいがためにつまらない労働でも働く。」

A:「でもよう考えたらなんか妙にむなしいな。だってその俺らが欲しかったもんはマニュアル化されてない独自の発想力であったりそういった人によって考案されてそれをマニュアル化して、そのマニュアル通りに大量の人間が作って、それを俺らは買いたいがためにマニュアル通りの仕事をこなしていくわけやろ。なんかムナシイゾ。」

B:「そうなんやね。人々が二分化してるんやね。つまり<モノゴトを考えたり、決めたりするエリート層・または技術職・アーティスト層>と<マニュアル化された労働を効率良くこなす労働層>に別れてしまったわけや。」

A:「なるほど。つまりそれは<仕事において自己実現をする人>と<物を買うことによって自己実現をする人>っていうふうにも分けれれるわけやな?」

B:「その通りや。そして今問題になっているのはそういう図式に飽きてしまったり、そのどっちもがおもしろくないと感じてどちらにも所属しない層の人たちが出てきてるんやな。」

A:「それは会社を途中で辞めた人たちや、フリーターとかニートってやつなわけやな」

B:「そういうことだね。これは皮肉な話なんだけど、マニュアル化された労働をこなすことによって低賃金で低価格なものが提供できるようになった。つまりインターネットは安くできるし、ネットがつながれば音楽も映画もニュースも情報も手に入る。腹が減ってもハンバーガーは80円で買えるし牛丼も280円で食える。つまり社会人として働かなくても生きていけてまうんやな。」

A:「なるほどな~。でも社会人として働いて国に税金とか納めてもらわな国としては苦しい問題やろ。それにいくら生きていける言うても、フリーターやニートこそ充実感がなさそうな気がするけどな~」

B:「せやな~。だからそれが今大きな問題になってるんやな。」

A:「どうしたらええんやろか。」

B:「それは難しい問題やけど、やっぱりアメリカ型資本主義から生まれた<仕事によって自己実現をする>っていう概念と<消費によって自己実現をする>っていう概念の二項対立から脱して、「うまいこと生きていく」という姿勢よりも「まともに生きていく」という姿勢を模索することが大事だと社会学者の人たちは言ってるんだ。つまり「役割的・マニュアル的な匿名性の生活」よりも「善意と自発性的な記名的な生活」を重視して生きていくことが大事ってことだね。

A:「すまん、なんとなくはわかるんやけど、匿名的とか記名的とかなんなんや!」

B:「つまりマニュアル通り、役割通りの労働や生活をするってことはさっきも言ったとおり誰とでも交換可能なわけやな。自分じゃなくたってできちゃう。そういうことから名前じゃなくて役割で労働してるわけやな。だから匿名性や。逆に自発性と記名性っていうのはマニュアルに支配されるんじゃなくて自分が何をどういうふうにしたらいいのかっていう発想が自分の意思でできるっていう自発性と、それを良い方向に活かせる善意と、関わる相手にとって自分は匿名的な役割としての存在じゃなくて「この私」じゃないといけないっていう記名性のあるコミュニケーションをしていくことが大切ってことなわけやな。」

A:「なるほどな、そういう行動をしていけることが大事で、それができればさっきの二項対立な社会の葛藤を背負わないで済むし、そこから脱落することもなく生きれるってことなんやな。」

B:「そういうことやな。まぁそう言うても単純には解決できない難しい問題で、まだまだ課題は多いやろうけど、そういうことを常に意識しておくことは大切なことやと思うデ。」





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Last updated  2005.03.30 02:09:31
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Comments

sunfrower@ Re[1]:ハッピ(03/31) え!? この上のレスはアユミじゃなぃ!!
sunfrower@ バイトにっぃて マニュアル通りに行ってるけど楽しいよ。私じゃ…
トルネェード@ 宣伝! ランピィ第二弾のシングルでカップリング…
sunfrower@ すごーくわかりやすかったデス。 なんか母親が見てる週間子供ニュース?とヵぃぅ…

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