ポーペンニャンでいこう～とろろな徒然～

「タッチ」が連載中で、ファンも多く、一種の「女子マネブーム」が沸き上がりました。南ちゃんに対する憧れなのか（マネージャーになれても、南ちゃんにはなれません）、あのマンガは恋愛もテーマにあったので、それを夢見たのか（現実は甘くない）、野球好きの女子が、マネージャーなら野球部に入れる、ということに気付いたのかのいずれかはわかりません。

今やリトルリーグ、中学校、大学はともかく、プロでさえ女性に門戸を開放しているというのに、高校野球だけは女子生徒は公式戦にすら選手として出場できません。記録員としてベンチ入りは叶いましたが、グラウンドには出られません。そこまで高校野球、甲子園を神格化したいか？

中学生時代、私は宇部に住んでいました。当時の甲子園出場常連校は地元の「宇部商業高校」でした。実際、私の小学校からの上級生（男）が野球をしたくて進学したくらいです。女子も進学希望者がかなりいました。中には「女子マネになる！」と張り切っていた同級生もいました。

しかし、宇部商業は伝統的に「女子マネを採用しない」んです。監督の方針のようです。選手皆がやればいい、という考えのようです。女子マネになりたくて進学した彼女、どうなったんでしょう？
こういう強い学校になると「チアガール」の希望者も殺到します。定員の３倍の希望者が集まることはザラです。

私の通った高校にも野球部はあり、女子マネもいました。部員が12人なのにマネジャーが４人、という年もありました。尤も、監督の先生（妻子あり。でも磊落な好漢でした）も、コーチの先生も格好良かったから･･･。f(｡-_-｡)ﾎﾟｯ

しかし、チアガールのなり手がいませんでした。「３年生と（受験があるから）体育部は除く（インハイがある）。ブラスバンド（応援団）以外の文化系部か帰宅部の女子」という条件。私は手工芸部だったので、見事に要件に合致します。もう皆が押し付け合い。毎年「じゃんけんで負けた人」「じゃんけんで勝った人」とバトルが繰り広げられました。日頃じゃんけんには弱いのですが、こういうせっぱ詰まった(?)状況では強い私。２年間、引き受けることはありませんでした。

応援は１年生のみが参加。２回戦負けでしたが、応援も悪くはないな、と思いました。暑くなければ･･･。

私は野球好きだし、甲子園も気になります。しかし、注目を浴びるのは「夏の大会のみ」。「選抜」で優勝したり、活躍した選手は？
インハイで活躍していて、将来を嘱望されている選手はたくさんいます。実際、私の高校時代、バスケ部は県内では無敵でした。もっと他のスポーツにも、高校総体にも注目すべきなんではないか、高校野球だけを特別扱いするのは、そろそろ終わりにしたら？と思います。