カテゴリ:たわごと
夏目漱石の小説とは関係ありません(あれは「坊ちゃん」)。
障害者のオリンピック、「もう一つのオリンピック」である、「パラリンピック」の公式種目でもあります。だけど、国体にはありません。 10月16日(日)に行われた「キラリンピック(当県での県障害者スポーツ大会の愛称です)」の一コマ。プライバシーの関係もあるので、選手は写しませんでした。画像の左上、青い服を着て、何か青いものを持っているのが「主審」です。この裏は赤色です。床に散らばっているのが「ボッチャボール」です。全部で赤6個、青6個、白1個の計13個です。 合成皮革製で、直径84~86ミリ、重さ280グラム(中身は砂)のボールを投げて、その距離と個数を競い合うゲームです。「ペタンク」をご存じの方ならイメージしやすいと思います。 正式種目のボッチャは重度障害者が世界の舞台で活躍できる種目です。ボールを握ったり投げたりする筋力、腕を上げる筋力がない人は「補助具」の使用ができます。極端な話、寝たきりに近い状態の人でも、アゴを上げ下げすることができればできる競技であろうと思います。 「レクリエーションボッチャ」は正式種目の「出場資格」や「ルール」を若干緩和し、障害程度等を問いません。しかし、コートやボールはほぼ公式規則に則っています。 2チームのキャプテンが「じゃんけん」で先攻・後攻を決め、先攻が自動的に赤のボールを投げることになっています。ちなみにパラリンピックでは「コイントス」です。 審判の合図で先攻チームがまず白いボール「ジャックボール」をコートに投げ入れます。このジャックボールめがけて、赤と青のボールを投げ入れていきます。投げる順番が決まっており、主審が「赤」「青」と指示をします。画像はその場面です(ルールや競技の進め方を書くととんでもないことになるんで、省略します)。 こういう「レクリエーションスポーツ」も広めていく必要があるんではないかと思っています。やる気のあるところはやる気満々ですが、無関心のところは存在すら知らないんではないでしょうか。自治体間、施設間の温度差が激しい競技です。 パラリンピックでも比較的新しい種目の上、出場資格が限定されます。まだ日本は選手を送り込んでいません。 「補助具」を使用した選手を試合で見かけましたが、ジャックボールにぴたりと寄せると、会心の笑みを見せてくれました。こういうことが選手のやる気を向上させるのでしょうね。私も選手たちの一喜一憂する姿を見たくて、時には選手になった気分で(審判の時にはいけないんですが)活動を続けています。 「何かトクになること、あんの?」と言われることもあります。答えは「一文のトクにもなんねーよ。だけど、お金では得られないものがたくさんあるんだよ」。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 16, 2005 10:32:05 PM
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