犠牲祭が終わり
先週の犠牲祭(クルバンバイラム)が終わりやっと一段落という感じです。新型インフルの影響もあり、犠牲祭の1日前から長女の小学校は休みになったのですが日本から私のお友達も遊びに来てくれてにぎやかな祝日を過ごしました。今年はお天気にも恵まれぽかぽか陽気のクルバンバイラムでした。休みに入ったとたん、はしゃぎすぎで長女が体調を崩し田舎から急きょ親類も出てきて我が家に滞在したため結局どこにも出かけず天気がいいのに・・・。と真っ青な空を見ながらお客様がいるので、ひたすらカロリーの高いトルコ料理を作り続けおまけにバクラワやら自家製のデザート・・・などといっていたら休み明けに次女のジーパンのボタンが閉まらないわ私もズボンがきついわで日本の「寝正月」「正月太り」を思い起こさせる現象が。クルバンバイラム明けの昨日もしっかり料理教室があってやっぱりまたどっしりと重たく、そしておいしい料理たちがメニューに載ってました。昨日のメニューは・アーモンドスープ・イネギョルキョフテ(ハンバーグ)・スパイシーポテト・紅茶入りケーキ・型抜きクッキー昨日までお客様がいたので、早速香辛料入りポテトを作りましたが簡単な上においしいので好評でした。日本ではクリスマスに鶏の付け合せに作るとおいしいかも。「スパイシーポテト」【材料】・じゃがいも(メークィーンがいいかも) 中4~5個《ソース》・サラダ油またはオリーブオイル カップ3/4以下香辛料は全て小さじ1と1/2・赤唐辛子(フレーク状になったもの) ・こしょう・カレー粉・タイム・オレガノ・クミヨン・塩 小さじ2杯強【作り方】1)じゃがいもはよく洗い、皮付きのまま縦半分に切りその後1.5センチのくし型に切る。切ったじゃがいもは水にさらしておく。2)ソースを作る。油、香辛料、塩を良く混ぜ、切ったじゃがいもの水を切り天板に並べる。3)上から2のソースを掛け、じゃがいもに揉みこみ180度のオーブンでじゃがいもに火が通るまで焼く。4)お皿に盛った時に天板に残ったソースも上から掛けましょう。習った料理を平日夕食でいろいろ試しているのですが何回か作るうちに定番レパートリーになったスープもあります。夫の田舎では全ての料理にサルチャ(トマトペースト)を使うので一度田舎でシチューを作ったら舅が「パプリカをかけたい」と言い出して目が点になった思い出があります。何でも赤くないと気がすまない、というか。そんな舅の息子なので夫も「オスマン朝料理」でサルチャを使わないスープなんかは物足りないよう。でもいつもはサルチャが入っている緑レンズマメスープなど見ただけで拒否していた長女が料理教室で習ったサルチャ抜きの緑レンズマメスープは抵抗なく飲んでくれています。私自身、イスタンブールに引っ越してきたばかりの頃自分で作れるトルコ料理のレパートリーが少なくなんにでもサルチャがはいって単調な味になってしまうのが嫌でげんなりしていましたがやっぱり世界3大料理の一つ。いろいろな味があるものです。最初の方は料理教室で生徒同士の口論が絶えなかったのですが回を重ねるごとに脱落者が出て本当に学ぶ気で来ている人が残り和気あいあいと料理を作っています。最初は外国人は私だけかと思ったらドイツ国籍のトルコ人とかアラブ系トルコ人とかいろんな人がいてさすがは大都市イスタンブール、と思いました。写真はある週末、習った料理を作った日の食卓。