日々にあらたに！

イングランドで一番小さなシティ「ウェルズ」のスペルは“Wells”です。

カタカナで表すときには「ー」を入れて、引き延ばして発音する「ウェールズ」は、“Wales”と綴られ、これは、イングランド、スコットランド、北アイルランドと共に、イギリスを構成する四つの王国のひとつを指します。

さて“Wales”ならずこの“Wells”の地では、清らかな泉が今もなお枯れることなく、コンコンと湧き出ていました。

右の写真は、大聖堂に隣接して司教の住まいBishop's Palaceの裏手の庭にある泉です。

なるほど“Wells”とは、“泉”とか“湧き出る”ことを意味する言葉。この街の名は、このようなBishop's Palaceの庭から湧き出る泉に由来して名付けられたとのことでした。

大聖堂を真ん中にして、Bishop's Palaceの反対側には、聖歌隊を編成する教区牧師（vicar）の住まいとして建てられたVicar's Closeがありました。石畳の道の両側には、石造りで二階建てのテラスドハウスが建てられています。建物の片端は、小塔に続いている階段で大聖堂と繋がっています。

この通りは僅か１００メートルほどでしょうか？造成された道としてはヨーロッパ最古という。観光案内には、“Vicar's Close is oldest complete continuously inhabited medieval street in Europe.”と記されていました。