日々にあらたに!

2006/07/20(木)20:35

天を突く尖塔の大聖堂「ドゥオーモ」

’06年春のイタリアの旅(40)

200m程のガレリアを10数分もかけて、ゆっくり楽しみながら通り抜けるとドゥオーモ広場に出ました。左手に大聖堂が威風堂々と聳え建ちます。しかし工事中なのでしょうか?正面ファサードが白衣を纏ったかのように幕で覆われています。清掃作業中のようです。 先ずは大聖堂の中を見ることにしました。まっしぐらに中央祭壇を目指します。ところがこの日は、ドゥオーモの内部も清掃作業中で、順路が塞がれ幕で覆われています。ここでも肩すかし。 それならばと翼廊の左にある礼拝堂に向かいました。ここのステンドグラスも、壁一面を彩るステンドグラスもどれもが壮麗で美しく輝いています。 ステンドグラスは、文字が読めない人にも聖書の教えを伝えるために造られたとか。これほどにも美しければ、文字とは異なる魅力で人々の心をとらえ、文字にも優るとも劣らず雄弁に語りかけてくるようです。 次第に目がなれてくると、至る所に素晴らしい絵画や装飾品があるのに気づきます。何でも地下には金銀細工の宝飾品を展示した宝物庫まであるそうです。 外へ出て広場の端まで行き、真正面からドゥオーモを眺めることにしました。このドゥオーモ、体積が世界第2位でフランスのボーヴェ大聖堂に、広さも世界第2位でバチカンのサン・ピエトロ大聖堂に次ぐとのこと。 天を突くように135本の尖塔が林立したドゥオーモは、2245体の聖者の彫像で飾られているという。全長158m、翼廊幅93m、全高108.5メートル。イタリア最大のゴシック建築で、1386年に着工してから500年もかけて完成。中央の最も高い尖塔には、高さ4mの黄金のマリア像が建っています。 この広場の中心にヴィットリオ・エマヌエーレ2世騎馬像が建っていました。今通ってきたガレリアに名付けられた「イタリアの父」の像です。

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