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カテゴリ:’07年春ベネルックスの旅
【聖母教会へ】
ベギン会修道院を散策し、愛の湖の白鳥が戯れる光景にすっかり心を和ませ、次は聖母教会へ向かいました。 ガイドブックの地図で見ると、せいぜい5~600メートルほどの距離。この日は人も少なく車は殆ど走っていません。石畳をのんびりと右をみたり左を見たり、中世の街並みにすっぽり包まれて歩きます。 建物と建物の隙間に入って行く人を見ました。路地(右の写真)のようです。ここで近道しようというのでしょうか?何かよそ様の家の軒下を通るようで少し気が引けます。 いえいえそんなことは余計な気づかいでした。実はこの道、立派な通りなのです。ブルージュで最も狭い通りとして有名な道。道の両側には土産物屋などの小さなお店もあり、親しげに“こんにちは”と声をかけられました。 路地に入り、玩具店のショーウインドーの前にきました。親指と人差し指で輪を作って、双眼鏡を目にあてたような仕草をして、悪戯っぽい表情で通りを覗いています。見ているつもりがいつの間にか見られているようです。 聖母教会が見えてきました。13世紀から15世紀にかけて建てられたというこの教会。見上げるほどの塔が聳えています。122メートルというから、マルクト広場の鐘楼の88メートルより遙かに高い。 教会に入りました。祭壇、説経壇、パイプオルガン、ステンドグラス、絵画や彫刻等のすべてから、歴史の重みと厳粛さが伝わります。教会には、マリー・ド・ブルゴーニュの墓があり、ミケランジェロの「聖母子像」やファン・アイクの「十字架上のキリスト」の絵が飾られていました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Jul 12, 2007 04:13:42 PM
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