2008/01/20(日)20:59
再び札幌芸術の森[62]
高さ3メートルを超える真っ赤に塗られた枠の中で逆立ちしている銀色の三角柱。ちょっとの風でもゆらゆら揺らされ、今にも倒れかかってきそうです。しかも上部は赤枠に取り付けられているのではなく、ほんの少し隙間があるようです。実は内部には大きな磁石が埋め込まれていて、その磁石が反発し合う力で三角柱は、見事な逆立ちを見せているのです。
55」「異・空間」(ステンレス・マグネット他)内田 晴之 作
「ステンレスでできた逆三角形の形体が、真っ赤な枠には触れずに、鋭い頂点のみで自立している。磁石の反発し合う力をたくみに利用して不思議な世界を見せる。」(野外美術館「ガイドパンフレット」から引用)