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カテゴリ:つれづれに!
一昨日の14日はバレンタインデーでした。私がこの日に貰うチョコレートはとうの昔に減って、昨年のユーキャン新語・流行語大賞でトップテンに入ったことば、「そんなの関係ねぇ」となってしまいましたが、まぁそれは歳相応(もうすぐ前期高齢者の仲間入り)のこと。
「そんなの関係ねぇ」は、具合の悪いことを避けようとしたり、ホントのことがバレそうになってシラを切ったりする時に口をつくことば。こんなことばが蔓延るのだから、世の中ますます荒んできたのかと、ちょっぴり憂いていた折り、NHK放送文化研究所が昨年3月に調査した「日本人の好きな言葉」に出会いました。 それによると「ありがとう」が67%でトップ。凄いですね。日本人の3人に2人が「ありがとう」ということばが一番好きだと言っているのです。少なからず驚きもし日本人の心健在なりと安堵しました。 2位は「思いやり」の44%、3位は「健康」の41%で、上位3つは、25年前と同じという結果です。この頃は良く、感謝の心が薄れたという声を聞くのに、ちょっと意外な気もしますが、誰でも「ありがとう」と言われたら気分が良いものです。 「ありがとう」は、漢字で書けば、「有り難う」だから「有ることが難しい=なかなかありえないこと」の意味です。人に何かをして貰った時に「ありがとう」と口に出すのは、なかなかありえないことをして貰ったからなんですね。 相手が誰であれ自分のためにして貰ったことは、どんな小さなことだってそれを当たり前と思ったらいけない。「ありがとう」が一番好きということは、誰でもみんな「ありがとう」の一言が欲しいのです。「ありがとう」は、人の心を癒し人間関係を良くする魔法のことばです。 ところで25年前に比べて「努力」と「根性」が減少しました。「努力」を選んだ人は、若い年代ほど少なく、男女とも30~50代の働き盛り世代で20ポイント以上もの落ち込みでした。一方、前回は22位だった「やさしさ」が、5位に急上昇したそうです。 思うに「努力」とか「根性」というのは、自分に向けられることばですが、「思いやり」や「やさしさ」は他人に向けられることばです。 我が身を振り返れば、25年前(40代初めでした)のその頃に、「努力」と「根性」がなければ生きられない時代を過ごしてきたように思います。しかし今、「思いやり」や「やさしさ」がなければ生きる価値がない時代がきたとの認識をあらたにしています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Feb 16, 2008 12:11:27 PM
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