200810
埼玉 川越市蓮雀町
蓮馨寺 福禄寿
川越中心部にある大きな寺院。蔵通りにも面しているため多くの参拝者がおとづれている。川越7副神の1社にもなっている。
特記すべきは「なで地蔵」。痛いところ(患部)をなでると直ると所以に書かれていた。 川越七福神
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蓮馨寺 http://www.josyuya.com/renkeiji/
天文十八年(1549)、川越城主、大道寺駿河守政繁の母君、蓮
馨大姉は、民衆の心の安らぎの場として、当山を創建しました。開
山は感誉存貞上人で、のち大本山増上寺第十世に登られた方でした。
徳川時代には、関東における"十八檀林"の一つに列せられ、幕府
公認の僧侶養成機関となり、多くの学僧を育てました。
呑龍堂に祀られる呑龍上人(1556~1623)は、各地を巡っ
ては困窮する多くの人々を救い、まずしい家の子供達を寺に預かっ
ては、勉学の機会を与え、諸々の相談事をうけては解決していった
という、正に生きた仏として崇められた方でした。社会事業の先駆
者であり、今日でも、霊験あらたかな仏様として、祀られています。
又、新設の講堂は、全ゆる催事に広く活用され、集いの場としてご
利用頂いております。地域の祈願所、心安らぐ集いの場として、当
山は多くの方々に親しまれ、今日に至っています。
孤峯山 蓮馨寺 http://www.jodo.jp/12-029/
『城下町川越の檀林~庶民の寺として建立・江戸から続く八つの鐘~』
東京の北西に位置する川越市は城下町として栄え、土蔵づくりと古い 町並みが有名で、小江戸と呼ばれている。その川越市の中心に蓮馨寺がある。
開基は1549年。先の川越城主、上杉朝定を打ち破った北条側城主、大道寺駿河守政繁の母、蓮馨大姉が仏教をひろめ民衆にこころのより所を与えたいと考え建てた寺で、以後、庶民の寺として親しまれてきた。
1602年には浄土宗の関東十八檀林(増上寺を頂点とする学問所)のひとつとなり葵の紋所が許されたが、同寺の境内にあった浴場は、八つ(午後3時)の鐘を合図に庶民に開放されたといい、その鐘はいまも川越の町に時を告げている。元禄時代の梵鐘、水舎の欄間に彫られた唐獅子などが当時の面影を残している。
正面の呑龍堂には、呑龍上人(1556~1623)がまつられ、毎日祈願を受付けている。呑龍上人は子育て、安産に霊験があり、毎月八日は縁日で、出店が並び講釈など芸能イベントもある。
又、鎮座する「おびんずる様」は、さわると病気が治るといわれ、人気がある。
同寺の福禄寿は川越七福神のひとつであり、参詣者でにぎわう。
浄土宗新聞平成元年9月号より記載