岡山の高校野球日記/by土佐丸

2009/07/29(水)21:17

倉敷商が二連覇で幕を閉じる!

2009夏・岡山大会展望/岡山大会予選(31)

第91回全国高校野球選手権・岡山大会は今日が決勝。35年ぶりに甲子園を狙った玉島商は2年連続を目指す倉敷商に完敗。春の中国王者が全国の舞台に乗り込む・・・。 倉敷商10-1玉島商玉島商の先発・佐々木投手は毎回先頭打者を出す不安な立ち上がり。2回まで0で切り抜けるが3回に捕まる。富弥選手が四球で出塁後、上森選手の内野安打などで一死1.2塁。続く4番・岡選手が外角の球を強いリストで強引に弾き返しセンターバックスクリーンのネットに直撃する二塁打で2点先制!さらに白神選手、吉岡選手、田中選手らもタイムリーが出てこの回5点。試合が決まったと思ったのは続く4回の岡選手の三塁線に抜ける二塁打で1点追加の打席だった。点差以上に佐々木投手の今日のベストボールだったんじゃなかったと思う内角低めのスライダーを弾き返した所だ。あの球を打たれると投げる球はないだろう。昨日・今日とTV録画しているので今度の休日でもゆっくり観てみようと思う。倉敷商・先発の岡投手はしなやかな腕の振りから目測で140k前後の速球で玉島商打線を抑える。カーブでカウントを稼ぐ配球さえしなければ甲子園でも十分通用するだろう。敗れた玉島商は昨日は100歳近い大御所が観戦にきていたり、今日は甲子園で活躍した選手が観戦しにきてたり(身内談です・・・私は生まれてない時代です。。)と久しぶりの甲子園を狙ったが、倉敷商の壁を破れなかった。残念だったのは1年秋の西部予選で倉敷工を完封し、昨秋まで調子が良かった佐々木投手のフォームが崩れていた事。昨秋はもう少し上から投げていて、スライダーの時だけやや横の振りだったけどそれでも打者はタイミングが合わない切れがあった。しかし、ここ数年必ず好投手を輩出し県の上位に顔を出す戦いぶりは今後も期待できる感じだ。幸いベンチ入りの半数は下級生。来年もまた「らしい」野球を期待したい。   たった一つの優勝旗。並み居る強豪の名が刻まれた県高校野球史に倉敷商の名が今年も刻まれる・・・。 始球式は小学6年生の女の子。投球後、佐々木投手に一礼して「はにかみ」ながら笑顔でマウンドを降りる姿が印象的だった。最近は女の子でも「野球」をしてる子が多いなぁ。  玉島商・先発の佐々木投手は制球難に苦しむ。 倉敷商・岡投手は三連投。しかし球威は十分だった。 「一」にこだわる倉敷商は2回、スクイズで「一点」を奪いに行くが小フライで併殺。 3回の岡選手の打撃は強烈だった。外角低めの球をリストで返し打球は一直線でセンターへ・・・。 ネット直撃のタイムリー二塁打。次の打席では内角低めの難しいスライダーを三塁線を破るタイムリー・・・。安打のほとんどが「長打」になる全国でも屈指の強打者だ。投手としては強すぎる上半身にまだ下半身が負けているが全体のバランスが整った時は凄い投手になる可能性がある、将来楽しみな選手だ。 点差が開いた所で2年生の島田投手に交代。調子は今一つだったが、内角に沈む球はシンカーかな?球種も増え貴重な経験を積んだマウンドだったのでは? 9回、再びマウンドに立った岡投手。最後の打者を打ち取りこの笑顔。準決勝の作陽戦。苦しんだ投球だったが勝利の瞬間は軽くグラブをポンと叩くだけだったのだけど、彼の目には「甲子園」しか見えてなかったのかな・・・。冷静な彼が始めて見せた会心の笑顔が印象に残った。 マウンドに集まる倉敷商の選手達。2年連続出場だ。森光監督は「昨年の方が総合力はある」と言っていたが、それは本音ではないだろう。今日の勝利インタビューで「ベスト8以上・・・」とぽろっと本音が出たしね・・。 試合後、監督と岡投手ががっちり握手。三連投を任されるほど信頼できるエースに成長した。 涙に暮れる玉島商ナイン。今大会、古豪の意地を見せたチームだった。 両チームに言えるのは3年生がキレイに頭を丸刈にしてた事。丸刈が義務付けられてる高校は3年生が大会後すぐ髪型を整えられるように少し長めなんだけど、倉商も玉商も「8月まであるぞ!」みたいな気持ちが小さい事だけど感じられました。 敗れた玉島商の選手らも大敗したがこれまでの戦いは素晴らしかった。特に昨日の一戦は会心の勝利だったしね。ここまで来て勝つとの負けるのとは大違いだけど、久しぶりの甲子園を夢みたOBも沢山応援しに来ていたし、私の身内は閉会式が終わる頃、少し遠い目で彼らを眺めていたしね・・。昔の事を回想してたように思いました。 にほんブログ村高校野球ブログランキングに参加してます。ポチっと応援クリックしてくれると励みになります。

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