定年退職者の日々是好日

燕尾服、タキシード、モーニング。
違いが良く分からないけれど、どれか１着が必要になった。
インターネットで調べたら、自分が欲しているのは「モーニング」のようである。
めったに着ないのに買うのはもったいなので、貸衣装屋への直行となった。

私は元来、衣類を選ぶのは大嫌いだから、嫌な時間を費やすのかなあと思いきや、通された２階の大広間に出てきたのは１着だけだった。
体つきを見て店の人が選んできたのであろう。
デザインとかは関係ない。
まずは上の部分を着てみる。
サイズが合うかだけであるが、それも私には分からない。どの位余裕があればいいのか。
女性店員に聞いたら、
「この位余裕があればいいと思います」
という答え。
「じゃあ、これ」
と言いかけたら、妻が
「もうひと回り小さいのを出してみて」
と言った。
着てみたが、どっちがいいかまだわからない。鏡を見てもわからない。
結局、妻の決断で小さい方に決定した。
次にズボン。アジャスターが付いているので胴周りは関係なし。長さだけ測っておしまい。
スーツ選びのようにデザイン等で迷う必要はなかった。

ワイシャツも借りたが、首回りを測っただけで、現物も見ないで終わった。
この間、約１５分。
男の衣装合わせは簡単で良い。