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5年ぶりに人間ドックの形での健康診断を受けてきた。
病気の早期発見のために良いことは十分承知しているが、嫌なのが胃検診だ。 バリウムか内視鏡か、かなり悩んだ末に今回は内視鏡を選択した。 何十年か前の初めての人間ドックの時、前の人にならって内視鏡を選択して、大変苦しかったことを今でもはっきり覚えている。 その後は全身麻酔の内視鏡検診かエックス線検診で通してきた。 だから今回は、決断こそしたものの不安でたまらない。 胃検診受付では、軽い麻酔の静脈注射をして不安を和らげる方法があることの説明を受けた。 普通ではない私の身体のことを話してどちらが良いか相談した結果、やはり最初の決断通り麻酔注射なしでいくことに決めた。 4つある検査室の入口で待つこと30分。 その間にふたりが意気揚々と入っていくのを見たが、出る時はふたりとも車イスに乗ってゲンナリしていた。 不安は頂点に達した。 後で分かったが、このふたりは静脈注射をして臨んだようだ。 いよいよ呼ばれて検査室に入る。 看護婦さんの指示通りにして始まったが内視鏡を操作しているのは男性のようだ。 私は固定されていて全体がよく見えない。いったいどこから現れたんだろう。 最初に細いところを通るらしく、その時苦しい思いをしたが、その後は看護婦さんの優しい声が絶妙の間隔で聞こえてくる。 「今、十二指腸に入りました」 「検査は順調に進んでいます」 「今、お腹がよく見えるように洗浄しています。少しお腹が張りますがゲップをできるだけ我慢してください」 等々 また常に背中をさすっていてくれる。 「はい終わりです」の声でベッドから起き上がると、内視鏡を操作したであろう男性がもういない。 まるで月光仮面か漫画のドクター何とかのようだ。 3名の女性の看護師が後片付けをしてくれた。 全部終わったのが午後3時。 思えば、どの検査も説明もすべて女性だった。 こうして平常心で心地良く受診できたのも女性のおかげだ。 女性の持つ力をあらためて感じた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.09.01 21:11:49
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