野島尚武博士談私は、現在千葉県松戸市の保健所所長という公務員の立場にあります。その一方では医者として、東京・銀座のコバリメディカルクリニックで、診療をお こなっています。 公務員であり医師である私が、今回ミネラルを使用したガン治療に関する本 を執筆するのは、明確な理由があるからです。立場上大きなリスクを負うこと になりますが、″ガン完治″という驚くべき事実を患者、医師を問わず広く知 ってもらいたいからです。この事実が認知されれば、二十一世紀の医療界に大 きな変革をもたらし、ガンが恐れるに足らない疾患になる可能性があるのです。 医療の現状が患者主体の方向に変わるのであれば、自分の立場を守るどころか、 積極的に壊していこうというのが私の姿勢です。 七、八年前に微量元素をイオン化させたミネラル溶液(これを″超ミネラル″ とよんでいます)に出会い、それをガン治療に利用したところ、すぐ病状に変 化があらわれました。この現象を東京大学医学部、また知り合いの医師たちに 説明しましたが、残念ながら当時、研究に乗り出そうとする医師はいませんで した。 そのうち病状の変化にとどまらず、驚くべきことにガンが完治してしまった のです。これは西洋医学の常識ではありえないほどの効果です。可能性を閉ざ されたガン患者に対し、一筋の光にでもなれれば本望であり、超ミネラルがも つガンをはじめとする疾患への効果に医学界が注目しないのならば、自分で真 剣に取り組んでみようと考えたのです。 実際これまで末期を含めたガン患者の治療を主におこなってきましたが、そ こでは″超ミネラル″を治療に使い、多くの患者さんに驚くような効果が出て います。そしてそのほとんどが外科療法、化学療法、放射線療法といった現代 医学--いわゆる西洋医学のあらゆる治療法を試みても治すことができずに、 余命数カ月と宣告され、治療方法の選択肢を失った末期まで進行していました。 治療開始当初は末期ガン患者のターミナルケアに利用できれば、と考えていた 程度でした。というのも、末期ガン患者は苦しい痛みに襲われながら死を待つ ばかりで、通常はモルヒネを投与し、意識朦朧とした状態で衰弱死を迎えます。 ところが超ミネラルを治療に使うとガン特有の痛みが即、緩和されることがわ かり、ストレートないい方ですが、死を迎えるまで人間らしく生活してもらう ことが可能であると考えたわけです。 ところが私は超ミネラルを過小評価していました。超ミネラルの使用でおこ る痛みの緩和は、ガン細胞を衰弱させ、最後には腫瘍が消失するからにほかな らない・・・ ・・・これほどまで効果があるとは、私自身想像を絶するものだったのです。 他の病院の外科医は患部の写真を見て、「ありえないことなのでやはり一度手 術する必要がある」とコメントしたため、患者さんもそう思っていました。し かし確認のために内視鏡検査をしてみると事実、腫瘍はなくなっていました。 これは病状の改善ではなく、ガンの完治なのです。 私のクリニックに来院したガン患者の治療にたずさわってきた医師は、当然 学術的に解明されていないミネラルの効果を信じないでしょうし、治療より研 究が先におこなわれなくてはならないと考えるでしょう。 しかし、″超ミネラル″の学術的な解明を治療より先におこなっていたら、 何人ものガン患者が手遅れになっていたのです。医師の仕事は患者の病気を治 すことです。たとえ、医薬品でなくともガンに効果があるならば、治療に取り 入れるべきです。そのことで受ける批判では、ガン完治の事実をゆるがすこと はできません。 次号に続く ※2004年10月現在、上尾診療所院長 野島 尚武(のじま ひさたけ) 医学博士 『野島式 超ミネラルですべてのガンは完治する』 2001年4月15日 第1版発行 「はじめに」より転載 |