カテゴリ:旅行
中国の空港に降り立ってターミナルに入ると、独特の匂いが鼻につきます。街を歩くと、さらにその匂いが気になってしまう程。香辛料の匂いなのですが、とりわけ私には、八角(はっかく)の匂いが気になります。香しいとは思わないのですが、街中を歩いていても気になります。 中国の方に聞いてみると、そんな匂いはないと言われます。韓国に行くと焼肉とニンニクの匂いが鼻につくことから、これはお国の匂いといってもいいかもしれません。 中国の料理には、山椒(さんしょう)、草果(そうか)、陳皮(ちんぴ)や八角など多くの香辛料が使われています。とりわけこの八角は、大茴香(だいういきょう)と言われ、その形からスターアニスとも言われています。モクレン科のハッカクウイキョウの果実を乾燥させたものですから匂いは強く、一般には、肉類の煮込みに用いるものです。 中国では、料理に多種多量の香辛料が使われます。四川料理に出る本場の麻痘豆腐などは、山椒でも花椒などがふんだんに入っていたりすると舌が痺れてしまうほど。 しかし、これが旨いらしい。香辛料は食欲をそそる効果があるため、汗をかきながらも体を満たしていきます。土地柄にあった食文化が、そこにはあります。中国で香るその匂いは、中国の永い文化と生活を感じさせるものです。 ちなみに、海外の方が日本の空港に降り立った時に感じる匂いは、味噌汁と納豆の匂いだそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年10月04日 09時49分40秒
コメント(0) | コメントを書く |
|