|
全て
| カテゴリ未分類
| 酒飲み日記
| 悪口日記:京都
| バカ親日記
| らも
| 自慢日記:自分大好き
| 腹立ち日記
| 恐怖体験
| 旦那
| 徒然日記:思ったことをつらつら
テーマ:京都。(6068)
カテゴリ:悪口日記:京都
何度か京都について書きましたが
私は京都が嫌いではないかもしれません。 京都の面白い所や、景色の綺麗な所や神社仏閣に まるで自分の庭のように得意げに 京都以外の土地から来た人を頼まれてもいないのに 「どう!?京都?」と、あちこち連れまわして案内することから もしかして京都を愛しているのかもしれません。 一昨年の夏だったか 叔父が突然、今から京都に遊びに行くからと電話をしてきました。 この叔父はたいへんに困った人でその独特の思考や行動から 常に周りに笑いと迷惑を振りまいていました。 この叔父のさらに上行くはた迷惑な人物が私の母ですが 母についてはまた今度記述します。 叔父と嵐山で待ち合わせた私達一家は叔父を車で案内することになるかも、と 一応、現地に車で向かいました。 私達が到着して程なく、嵐山に電車が到着。 改札には馬鹿でかい黒い荷物を抱えた叔父と その後ろには眼光するどい筋肉ムキムキの同じように黒い荷物をひきずった男性が 改札で何やら呼び止められているようでした。 「手荷物の切符は?」 「え?梅田では何も言われなかったけど」 (「早く払え」と言わんばかりに待っている改札のおばさん) すると叔父は次に茶目っ気たっぷりな笑顔を見せ 「ありがとう~♪」と手を振りながら出て おもむろに黒い袋から自転車を取り出し おばさんの少し前で組み立て始めたのです。 眼光するどいおにいさんもそれにならい おばさんに軽く一礼すると同じく自転車を組み立て始めたのです。 どうしよう・・・。おばさん、スゴク怒ってる・・・。 私は改札に行き「あの・・・。今の人達・・・。いくらですか?」と訊ね、 手荷物分の料金を払ってきました。 叔父さんは何事もなかったかのように遥か先行き 川沿いの家族連れに話し掛け、よその子を勝手に抱き上げたりしていました。 私達の存在を忘れていたかのようにサイクリングを始めた叔父ですが 急に近くまで帰ってきたかと思うと 「よっしゃ!ごちそうするで!」と 川沿いに並ぶお店をゆっくり自転車でリサーチし始めました。 叔父の決めたお店は料亭でした。 お店の前の店番(なんていうのでしょう)していた人に 「ここに(自転車)停めてもろたら困ります」と注意されても 「それ、ええやつやから。傷付かんように気を付けてな~。」と 全然答えになってないことを言いながら何食わぬ顔で店にさっさと入って行きました。 どうしよう・・・。入り口のおじさん、スゴク怒ってる・・・。 私は「停めるとこ、どこですか?」と店の駐輪場に自転車を移動させました。 店に入ってからはテーブル席が狭いからと仲居さんに 「座敷に通してもらえる?」と訴えていましたが そこはさすが京都の仲居さんです。 一見のおっちゃんの言う事など聞きません。 「あいにく空いてないんですわ。」ガラガラなのに。 「え~!空いてるやん!」 「予約が入っているんですわ」 「全部!?ホンマかな~?・・・ほんじゃ、ここでガマンするわ」 仲居さんは後ろ向きの叔父にあかんべーいっひっひーとしながら去っていきました。 なんという仲居さんですって? いえ、いいんです。 私はなんだか愉快な気分になってきました。 結局、叔父は最後には(叔父に気付かれないよう)仲居さんに殴られる真似をされていました。 食事の後、ウチの車で清滝に散策に行く事にしました。 清滝にもう着くかという頃なのに山の一本道で渋滞で立ち往生してしまいました。 叔父は「アホが一人でもいるからこうなるんや」と車から降りて行ったかと思うと 渋滞の先頭に向かってか、歩き始めました。 何分か経った頃、ウチの車の前にいたヤクザ丸出しのベンツに向かって歩いてきたそのベンツの子分みたいなのが 「なんか、ヘンなおっさんがわしに『下がれ』言いよるんですわ」 怒った兄貴分が「なんやと・・・!?」と車から降りておもむろに歩いて行ったかと思うと その数分後にはすごいいきおいで車に乗り 隙間でバック、そしてUターンしていきました。 何があったんだろう・・・と不思議そうに見つめる私のほうは一切目を合わせようとせずに。 そしてみるみる車が流れ出したかと思うと 叔父が車に戻って来ました。 駐車場の先にさっきのチンピラがいました。でもこちらを見ようとしません。 どうやら叔父さん大活躍だったようです。 様子を見に行った夫によると正確には叔父と一緒に見えていたおにいさんが(叔父の会社の社員。叔父によると仲良しでよく一緒にサイクリングに行くらしい)大活躍だったらしい。 ベンツの兄貴分の腕を少し触っただけで逃げていったらしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|