高島屋に行くとだいたい不愉快なことがある。（京都限定）


結婚してすぐの年にグッチで。
「あの」と声を掛けたところを
手で制される。

次の年の秋に
ミッシェルクランで
店員が他の人の買った商品と取り違えていたことを

帰宅して気付き、すぐに電話をすると

「着払いで結構なんで送ってくれます～？」

私の買ったものは？

「『キャクチュウ』ゆうことなるんで
一番早いんで水曜日ですかね～」


（質問の度にめっちゃ待たせておきながら
『お待たせしました』もなし）


洛西のハウスオブローゼではタメ口。時に命令口調。

駐車場で店員に出会い
数回しか買い物したことないのに親しくもないのに
何故かいきなり店員の彼氏を紹介される。

何ですかあなたは！？と思ったけれど彼氏の前で恥をかかせてはいけない、と

こんにちは　いつもありがとう
とニッコリ会釈して通り過ぎる。



特に洛西で嫌な気分になる私。

それなのにそれを忘れて何年か前に夫の皮膚炎が劇的に良くなった夫の石鹸を買いに行った。


ついでに以前、ここで買った夫の財布を買おうと
探したけれど見当たらずに

店員に聞いてみると


「そんなん知らんなあ」



ヘルツというメーカーのなんです。



「聞いたことないなあ。間違いないの？」


「ああ！それやったら昨日まであっち出してたヤツちゃうか。ちょっと見に行こうか」


そして立ち話している店員の三人組に対しては
めっちゃ気遣って

「今、いいですか？」と敬語。


「三つ折ちゃうの？二つ折り？どんなん？」


フニャフニャの柔らかい革で紐が付いているんです。あのコーナーに置いてあったんですけど。
手作りで注文も受け付けてくれるけど
８週間かかるとかおっしゃってました。



「手作りやったらそんなすぐできへんで。
私も今、手作りのカバン注文してるけど
３ヶ月以上かかる言われてるもん。」


「ああ！シカンコウが取り扱ってるやつやな。
あれはいっぺん買い取るんよ。期間限定でな。
ゆうても売れへんから５００個単位。この辺のやつみんなそうやねんけど。
期日が終わったらまた別のとこ行くねん。

今日からプラッツやったかな。

プラッツ行って来る?｣


・・・有難うございました。




「ん。」手をバイバイと振りながら去っていく店員。



・あの人はめっちゃ日本語のうまい日本人に見える外人なのかもしれない。

・あの人はきっと日系アメリカ人なのだ。
あの接客態度。

・私はアメリカに行った時に
店員が親友のような家族のような物言いをしても
全く怒らなかったはずだ。

それなのに日本のお店ではこんな感情を持つのは
おかしい。

・この皺が目に入らずに私のことを子供だと勘違いしたのか

・親身になって探そうとしてくれたじゃないか、そうだろう？



と自分に言い聞かせてみるが

今も腹が立ってたまらない。




※今は腹は立っていません。
某所で書いたものです。