神戸タワー
オカンと私と時々オトン 私の母は困った人です。 母はとても勝気で 子供の頃、母に「学校来るな!」と言った男子を追いかけ 線路脇まで追い詰め、下駄でボコボコにしばいてやったそうです。 そのことを得意そうに私に話していました。 母が叔父(母の弟)に 「温泉買うて」と温泉旅館ごとおねだりしているのを見たことがあります。 一昨日、父のお墓参りの前に立ち寄ったホームセンターでは 大量に植木や花を買い込み 当たり前のように私に会計をさせていました。 須磨の水族園の前の焼肉屋に入りました。 半個室のきれいなお店です。 母と夫は焼肉ランチ。 息子と私はステーキランチ。 母は私のスープを「ちょうだい」。 夫の分の焼肉も食べていました。そしてちょっと大きい声で「このお肉あんまりおいしくないね」。 水族園ではペンギンのぬいぐるみなど 孫にしょうもないものをいっぱい買っていました。 そこでも「わ〇まつ、もひとつやったネ」。 その割には人の分まで食べていたやないの、と言うと ふふふ、とさぞおかしそうに笑っていました。 母は坂上二郎の人相を悪くしたような顔ですが その笑った顔は私の娘がいい事思いついた、と いたずらする時の顔に似ていました。 母にいつまでも長生きしてもらいたいな、と思いました。 母に心配なことが何もないように、と思いました。 ※わ〇まつは美味しいお店です。※三年くらい前に別のところで書いたものです。