花を訪ねる山旅

　飛騨から信州へ抜ける標高１６７２ｍの野麦峠へ登る道は、

　新緑が美しい落葉松の林を抜けていきます。




　信州側展望台より見た　燃えるような新緑の落葉松林の野麦路です。


　飛騨高山と　信州・松本をつなぐ　野麦峠は　ブリ街道　とも呼ばれ

　信州からは、米や酒　飛騨からは　海産物や　年末には　ブリが運ばれた

　交通の要所でした。




　　工女泣きし　野麦峠や　今若葉

　飛騨の山村から　諏訪の紡績工場へ勤めに出る　少女達が

　寒さに　泣きながら越えた　悲しい歴史の残る　峠です。





　　　峠の　鏡池に　写る　逆さ　乗鞍

　　　ちょっと　光線不足ですが　わかるかな？





　　５月末とゆうのに　まだ　桜が咲き残っていました。






　　足元には　つくしんぼ　　

　　まだ～まだ～春ですね～～









　　峠の展望台より見た　残雪が残る　乗鞍岳（標高３０２５ｍ）

　
　　　”ああ～～飛騨が見える！”


　　　諏訪の紡績工場へ働きに出た　飛騨の寒村の少女が　病にかかり

　　　兄に背負われて　野麦峠まで帰ってきたけれど　飛騨の山を見ながら

　　　息絶えた　悲しいお話が残る　野麦峠ですが・・・

　　　今は　燃えるような新緑と　飛騨の山が見える美しい峠でした。



　　　toshiko　の　野麦峠レポートでした。