2005/07/18(月)17:28
わたしたちの田村くん
先生、会社の先輩に、田村さんっているので複雑な心境です・・・。
ラブコメです。
著者いわく、剣も魔法も超能力もお姫様も超能力もスタンドも、いっさい出てこない地味なお話です。
ただ、デンパなヒロインと、ツンドラなヒロインと、魔女な妹が出てくるだけです・・・。
まあヒロインが、電波宇宙人と、ロンリーウルフな訳で、谷川流さんなら、本当に月に帰ったり、狼女だったりしそうですが、ゴクゴク平凡なラブコメです。
最近のね、ラブコメはね、なんか主人公がこれと言っていいとこ無し所か、絶対ヘタレなのに、向こうからやってくる感じが、共感持てんし、羨ましいからムカツクのだ。
だから、俺はアンチラブコメさ、むしろ、SFとか、ファンタジーとか、ファウスト系とか読んでる方が為になるので、ラブコメなんて、今読んでる物から絶対増やさないむしろ、減らすって心に誓ってたのさ!!
むしろ、はぁ?とか、Why?とか、なめるなベイベロンとか、言いたかったさ。
けど、これはイイ、実にイイ!
もうこの田村くんは、全力でやや暴走気味に、迷走気味に、下痢気味に、突っ走りまくり。
不器用で、失敗もするし、時々逃げるしなんだか情けない気もするが、だが、真っすぐに突き進む姿勢が、実に共感持てます。
でも、あんまり優しくない。だが、そこがイイ!!
あなたのツボにくるラブコメディーの帯に偽り無し。
とりあえずツボに来た迷言
高澤好みの極太な奴
誓って言う。
影などではなかった。
あれは黒いパンツだった。
わたしたちの田村くん
著者:竹宮ゆゆこ
イラスト:ヤス
出版社:メディアワークス
発行年月: 2005年 06月
サイズ:文庫 / 323p
本体価格:610円 (税込:641円)